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<原発>運転40年制限「短い」 規制委就任予定の山中氏

6/13(火) 19:23配信

毎日新聞

 9月に原子力規制委員に就任する山中伸介・大阪大副学長(61)は13日、原発の運転が原則40年間に制限されていることについて、「世界的に見て、少し短いと個人的に思っている」と述べた。「40年ルール」の形骸化が指摘される中、規制側の発言として不適切との声も上がっている。

 規制委参事の辞令を受けるため登庁し、報道陣の取材の際に発言した。規制は「安全が基本だが、適切なスピード感も必要」「東京電力福島第1原発事故の反省を忘れず、安全のため職務にまい進したい」とも述べた。

 「40年ルール」は、福島第1原発事故を踏まえた改正原子炉等規制法に盛り込まれた。規制委の認可により、「例外」として最長20年の運転延長ができ、既に3基認められている。

 山中氏は原子炉燃料の安全性に関する研究などが専門。規制委では、9月に委員長に就任する更田豊志委員長代理の残りの任期(3年)を引き継ぐ。

 九州大の吉岡斉教授(科学史)は「原発の安全性を厳しく見る規制機関の責任者になる人が、電力会社や原発推進の研究者の側に立つような発言をするのは不適切だ」と指摘した。【柳楽未来】

最終更新:6/13(火) 20:09
毎日新聞