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<英国>EU離脱交渉の開始日決まらず 与党過半数割れで

6/13(火) 20:06配信

毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】英国の総選挙を受け、欧州連合(EU)と英政府は12日、離脱交渉の進め方に関する協議を行ったが、交渉開始日の決定は先送りした。選挙前には19日にも交渉を始めることで調整していたが、英与党の保守党が過半数割れしたことで、遅れが生じるとの見通しが高まっている。

 EU筋によると、EUのバルニエ首席交渉官は12日、英国のEU離脱省のロビンズ次官、バロウ駐EU大使と会談したが、週内に改めて会談することで合意。英国のデービスEU離脱相は同日、英メディアに19日の交渉開始はできない可能性があるとの認識を示した。

 一方、バルニエ氏は12日、英紙フィナンシャル・タイムズなど欧州有力メディアのインタビューで「時間が過ぎていくことばかりに気が取られている。交渉すべきことは途方もなく複雑だ」と述べ、英側に早期に態勢を整えるよう促した。

 EUの基本条約に定められた交渉期限は、英国が正式に離脱を通告した今年3月末から原則2年。EU側は議会での承認手続きにかかる時間を考慮し、来年秋に大筋で合意する必要があるとの姿勢を崩していない。

 バルニエ氏は対英姿勢について「報復、処罰の気持ちはない」とする一方、「多くの人が(EU離脱がもたらす)影響を過小評価している」と述べ、離脱が双方に損失であることも改めて強調した。

最終更新:6/13(火) 20:18
毎日新聞