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パイオニア、DSD 11.2MHz/バランス出力対応の新ネットワークプレーヤー「N-70AE」

6/13(火) 14:35配信

Impress Watch

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、パイオニアブランドの新ネットワークオーディオプレーヤー/USB DAC「N-70AE」、「N-50AE」を7月上旬より発売する。N-70AEはバランス出力や高品位ヘッドフォンアンプを備えた上位モデルで価格は188,000円、N-50AEは115,000円。

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■11.2Hz DSD対応の新ネットワークプレーヤー。e-onkyoダウンロードも

 2014年発売の「N-70A/N-50A」の後継製品で、新モデルではメイン基板をはじめとする設計を一新。低ノイズ化を徹底し、ハイスピード化や、重圧、空間再現力の高いサウンドを実現、「ファイルオーディオの醍醐味をご堪能いただける」という。新たにネットワーク経由で11.2MHzまでのDSD再生に対応した(従来モデルは5.6MHzまで)。

 N-70AEとN-50AEの違いは搭載DACやシャーシ構造、出力端子など。上位モデルの「N-70AE」は、ESSの8ch DAC「ES9016S」を左右独立搭載。各チャンネルをそれぞれ8chパラレル駆動し、最大384MHz動作により高精度なDA変換を行なう。また、バランス出力(XLR)や高剛性な3分割シャーシの採用により音質を向上している。N-50AEは、ESS「ES9016S」×1で、L/R各チャンネルを4chパラレル駆動する。

 Ethernet(DLNA 1.5準拠)とIEEE 802.11a/b/g/n無線LANを装備し、ネットワークオーディオプレーヤーとして動作。外付けHDDやネットワーク上のNASに保存したファイル再生が行なえる。対応ファイルフォーマットは、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/Apple Lossless/AIFFと、11.2MHzまでのDSD。また、前面/背面のUSBに接続したUSBメモリ再生にも対応する。

 USB DAC機能も備えており、384kHz/24bitまでPCM系音源や11.2MHzまでのDSD再生に対応。ネットワークやUSBのほか、同軸デジタル、光デジタル音声入力も備えており、CDプレーヤーなどと接続し、NA-70AE/50AEのDACを使った高音質再生が行なえる。

 「e-onkyo ダウンローダー」も搭載。スマートフォン・タブレットから「e-onkyo music」で購入した楽曲を、ネットワークに接続した「N-70AE」「N-50AE」に接続した外付けHDDへ直接ダウンロードできる。また、N-70AE/N-50AEに接続した外付けHDDに、PCからネットワーク経由でハイレゾファイルを移動・保存できるようになった。

 ネットワーク機能はAirPlayやSpotify、TuneIn、radiko.jpなどに対応。Chromecast機能も備えているほか、今夏以降発売予定のスマートスピーカー「Google Home」からの音声操作にも対応する。操作アプリは「Pioneer Remote App」。

 前面には3.5型の液晶ディスプレイを装備。アルバムアートや再生ファイル情報を確認できる。

■N-70AEはフルバランス構成でバランス出力も

 上位モデルのN-70AEは、フルバランス回路を搭載。DA変換から出力までのフルバランス回路により、GNDを根本的に見直したパターン設計を施し、外乱ノイズの影響を排除した高品位伝送を実現。バランス出力による対応アンプとの接続では、伝送系の共通インピーダンスを極限まで抑え、「チャンネルセパレーションを一層高める効果を発揮する」という。

 N-70AE/50AEともに、新開発PQFA(Precision Quartz for File Audio)により信号経路で生じるジッターを大幅に低減。電源は、デジタル回路、アナログ回路専用の電源トランスにより、デジタル回路の干渉を抑えた完全分離設計を採用。N-70AEは、トランスから発生する不要な電磁波を銅メッキと制振塗装を付加したシールドケースや、ケース内にエポキシ系樹脂を充填することで封じ込め、ノイズや振動から隔離。ダイナミクスと静寂性を両立した音質を実現しているという。

 DACのロックレンジ精度を調整してジッターを軽減する「LOCK RANGE ADJUST」機能も搭載。ロックレンジ幅を7段階で調整し、「正確な信号再生による音質の向上に威力を発揮する」という。

 デジタル信号特有の応答特性を改善するデジタルフィルターは「SHARP」「SLOW」と独自の「SHORT」の3つのモードから選択可能。楽曲や好みに合わせ、デジタルフィルターを切り替えることで、「1つの楽曲で味わいの違う幾つもの表情を楽しむことができる」という。

 また、パイオニア独自のビット拡張技術により最大32bitまでの高解像度化を実現する「Hi-bit32 Audio Processing」と、最大 384kHzまでサンプリングレートをアップさせることができる「Up Sampling」機能も搭載する。デジタルノイズがアナログ回路へ与える音質への影響を軽減する、「デジタル出力ON/OFF切り替え」も備えている。

 N-70AEは、デジタル電源、デジタル回路、アナログ電源/回路を筐体内においてそれぞれ独立したブロックとして配置する「3分割シャーシ構造」を採用。各ブロックの電気的・磁気的な相互干渉を排除するほか、ブロックを分割する梁構造や側壁を設けることで、筐体構造の剛性を高めている。N-70AE/50AEともに、筐体を底辺から支える「リジッドアンダーベース」を採用。シャーシを2重構造とすることで、高い制振性と低重心化を実現している。

 出力端子は、アナログ音声(RCA)×1と、光デジタル×1、同軸デジタル×1。コントロールアウト端子も2系統備えている。N-70AEのみバランス(XLR)×1を装備し、端子はNEUTRIK製の金メッキ仕様。2番3番HOT切替に対応する。バランス出力時のSN比は117dB。RCA出力時のSN比はN-70AEが114dB、N-50AEが112dB。

 また、N-70AEのみヘッドフォン出力を装備。ヘッドホンアンプもDAC出力からアンプ入力までが、フルバランス伝送とし、ノイズを抑えたヘッドホン出力を可能にする。出力は100mW×2ch。対応ヘッドフォンインピーダンスは16~600Ω。

 消費電力は40W(N-70AE)/30W(N-50AE)で、ネットワークスタンバイ時は2.0W。20分間で電源OFFになるオートパワーオフを備えている。外形寸法/重量は、N-70AEが435×364×121mm(幅×奥行き×高さ)/12.3kg、N-50AEが435×340×99mm(同)/7.4kg。

AV Watch,臼田勤哉

最終更新:6/13(火) 14:35
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