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<端午の節句>伝統行事もぐらたたき披露 青森・板柳の園児

6/13(火) 22:32配信

毎日新聞

 青森県板柳町の3保育所に通う園児29人が13日、町内の特別養護老人ホーム「鶴住荘」を訪れ、農作物を荒らすモグラを追い払う旧暦・端午の節句の伝統行事「もぐらたたき」をお年寄りに披露した。

 園児たちは、わらの中に厄除(よ)けのショウブとヨモギを織り込んだ長さ約80センチの棒を手に中庭に集合。「もぐらもち、ほいっ!」「もぐらもち、逃げろ!」と声を上げながら、力いっぱい何度も地面に打ち付けた。

 町老人クラブ連合会によると、「もぐらもち」はモグラを意味する方言。「もぐらたたき」は、田植えが終わった旧暦の端午の節句の頃に行う作業だった。町内では終戦前後からほとんど見られなくなったため、伝統行事としての復活を目指し、「鶴住荘」で2010年から毎年行っている。

 この日は、入所者も一緒になって棒を打ち付け、園児たちと交流を深めた。畑岡保育所の三浦乃奈ちゃん(6)は「たたくの楽しかった。モグラさん逃げたと思うよ」と笑顔。同連合会の今正治会長(81)は「お年寄りが喜ぶ姿を見て、良かった。これからもできる限り続けたい」と話していた。【藤田晴雄】

最終更新:6/13(火) 22:37
毎日新聞