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転落防止の先進例紹介へ=エスカレーター事故受け―法整備は見送り・国交省

6/13(火) 19:17配信

時事通信

 東京都港区の商業施設で2009年、エスカレーターの手すりに背中から乗り上げた男性が転落死した事故を受け、国土交通省は13日、防止策を集めたガイドラインを公表することを決めた。

 施設の管理者らが、子どものいたずらなど通常と異なる使用で起き得る事故にも備えられるよう先進事例を紹介する。一方、法整備は見送る。

 事故は09年4月に発生。施設2階の下りエスカレーター乗り場近くにいた男性=当時(45)=が、背面を手すりに接触させて乗り上げ、吹き抜け部分から1階に落ちた。

 国交省社会資本整備審議会の建築物等事故・災害対策部会が13日にまとめた報告書によると、エスカレーター側面からの転落はこの事故を含め、02年~16年に東京、神奈川、愛知、兵庫、京都、大阪の6都府県で9件発生。7件が未成年、2件は飲酒した成人だった。

 手すりの外側にぶら下がるなど、いずれも通常の使用では起きない事故だったため、報告書は法整備の必要性を退けた。一方、子どもが単独で利用する施設も多いことから、通常と異なる使い方で起き得る事故のリスクや防止策をガイドラインで示すことは有意義と指摘した。 

最終更新:6/13(火) 19:19
時事通信