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外周部からガス噴出=巨大原始星、遠心力などで―国立天文台

6/13(火) 19:23配信

時事通信

 地球からオリオン座の方向に約1400光年離れた巨大な原始星では、周囲に円盤状に回転しているガスがあり、外周部からガスの一部が上下方向に噴出していることが分かった。ガスは重力に引かれて集まるが、一方で回転による遠心力が働いており、磁場の影響で一部が外周部から上下方向に噴出すると考えられるという。

 国立天文台などの研究チームが、日米欧などが南米チリに設置したアルマ電波望遠鏡で詳細に観測した。論文は13日、英天文学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に発表された。

 恒星は宇宙空間に漂うガスが重力で集まって誕生する。その過程でガスが回転し円盤状に分布するようになるが、一部が上下方向に噴出する現象が知られるようになり、メカニズムが謎とされていた。

 遠心力と磁場の影響でガスが外周部から上下方向に噴出する仕組みは、「磁気遠心力風」と呼ばれる。質量が小さい原始星では観測されていたが、巨大な原始星ではっきり捉えたのは初めてという。 

最終更新:6/13(火) 21:24
時事通信