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【函館スプリントS】20年目・中谷雄太騎手、キングハートで悲願のタイトル取りだ!

6/14(水) 6:04配信

スポーツ報知

◆第24回函館スプリントS・G3(18日・芝1200メートル、函館競馬場)

 中谷雄太騎手(37)=栗東・フリー=が第24回函館スプリントS・G3(18日、函館)で重賞初制覇を狙う。騎乗するのはキングハート(牡4歳、美浦・星野厩舎)。節目のデビュー20年目を迎えた遅咲きの苦労人が自身のキャリア、タイトルへの手応え、パートナーへの期待などを語った。

 気持ちよく晴れた函館競馬場で、キングハートの馬場入りを終えた中谷が笑顔で引き揚げてくる。全5勝中4勝を自身の手綱で挙げた。騎乗時【4302】と9戦7連対の、手の合うパートナーだ。

 つらい時期を乗り越えたからこそキングハートとも出会えた。13年まで年間最多勝利数は00、11年の12勝。同期の池添、酒井、太宰らが勝ち星を伸ばすなか、07年は年間0勝に終わった。13年末に拠点を栗東へ。15年5月には美浦から栗東に所属も変更した。

 「何度も騎手をやめようかと思った。でも、このままじゃいけない、何かを変えなきゃと思って。(栗東の)矢作先生をはじめ、たくさんの人にお世話になって、こうやってまた競馬に乗れている」

 15年に16勝、昨年には自己最多の25勝を積み上げた。今年もここまで10勝をマーク。それだけに先月のNHKマイルCは悔しかった。矢作厩舎のナイトバナレットでのG1挑戦が決まっていたが、直前に騎乗停止処分。当日は東京競馬場でいつもの勝負服ではなく、スーツ姿で見守った。

 「『やっちまったな…』って…。あのときは本当に悔しかった」

 先週のマーメイドSは6番人気のアースライズに騎乗し、3着。遠く感じていたタイトルだが、手の届くところまで見えてきた。

 「欲しくないといったら、やっぱりウソになる。僕自身もキャリアを重ねて、成長できている。もう少しのところまで来ていると思うんです」

 確かな手応えを持って、迎える夏の北海道シリーズ。信頼してくれる美浦の星野厩舎とも一丸になって、開幕星を目指す。

 「ちょうど函館にいるし、僕のほうからも(キングハートに)乗せてくださいとお願いした。星野先生には美浦にいるときからかわいがってもらった。初騎乗の福島(15年11月、2歳未勝利)で勝たせてもらって、関西圏での競馬でも乗せてもらえた。馬は11日に着いたばかりだし、今日(13日)乗った感触も踏まえて、追い切りは木曜日にやりたいと伝えました」

 遠回りしたから、今がある―。最高に手の合う4歳馬とともに、苦労人が悲願達成を狙っていく。(川上 大志)

最終更新:6/14(水) 18:55
スポーツ報知

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