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巨人、堤辰佳GMが異例の途中退任 成績不振の責任取る コーチ陣のてこ入れも

6/13(火) 7:58配信

産経新聞

 プロ野球巨人のゼネラルマネジャー(GM)、堤辰佳氏(51)が成績不振の責任を取り退任することが12日、分かった。球団幹部が明かした。事実上の更迭と見られ、13日に開かれる株主総会、取締役会で正式決定する。

 オフに総額30億円の大型補強を行ったが、新戦力が振るわず、球団ワーストの13連敗を記録。読売新聞グループ本社から球団への不満が続出し、チーム編成の責任者である堤GMに批判が集まっていた。

 後任には鹿取義隆GM補佐(60)の昇格のほか、読売新聞内部の関係者を含め、複数の候補者が挙がっており、最終調整が続いている。

 堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)は編成部門の責任者として、昨年オフも先頭に立って大型補強を敢行したが、獲得した選手がけがや不調にあえぐなど、効果的だったとは言い難い。

 2年連続でリーグ優勝を逃した巨人は昨季終了後、フリーエージェント(FA)でDeNAから山口俊、ソフトバンクから森福、日本ハムから陽岱鋼の3選手を獲得した。一つのチームにFAで3選手が同時加入するのは史上初めてだった。

 その音頭を取ったのが堤GM。陽岱鋼には「優勝するには君の力が必要」と口説き、獲得にこぎつけた。2月の春季キャンプ中には森福に「80登板、60ホールド頼むよ」と声をかけるなど、FAで獲得した選手には特に目をかけてきた。しかし、いずれも故障などで出遅れた。

 もっとも、球団内部からは「堤GMにすべての責任を押しつけるのは酷」という声が出ているのは事実。巨人は5月25日の阪神戦から6月8日の西武戦まで13連敗。ある球団関係者は「若手が育っていない。振り返れば、(日本一になった)2012年が戦力のピークだった。あのころ本格的な若手育成に取りかかっていればこんな事態にならなかった」と指摘する。

 球団では後任のGMを決めるとともに、コーチ陣のテコ入れなどにも着手する見通し。名門・巨人再建へ、待ったなしの改革が始まる。

最終更新:6/13(火) 7:58
産経新聞

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