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NTTドコモ フィンテック参入 年度内メド、料金支払い履歴で与信

6/13(火) 9:17配信

産経新聞

 NTTドコモが平成29年度中をめどに、金融とITを融合したフィンテックを使う新サービスを始めることが12日、分かった。人工知能(AI)などで、携帯電話契約者の月々の料金支払い状況から融資できる金額を算出する個人向け与信システムを構築。また、ドコモのクレジットカード「dカード」を利用した際の「お釣り」を積み立てる資産運用についても、ベンチャー企業などと組んで始める。

 与信には本人の承諾を得て、料金の支払い履歴や、dカードの利用履歴などのデータを使用。これらをもとに、適正な融資額を割り出すアルゴリズム(算法)を開発中だ。毎月の利用料などを滞りなく支払っている人は、遅れが目立つ人に比べて融資できる額が増える。システムをドコモが提供し、金融機関が融資する枠組みを検討している。

 個人向け資産運用サービスにも参入。AIを使った投資助言システムの技術を持つ会社などと連携。dカードの利用額と、利用者が設定した額の差額を投資にまわす。例えば月10万円に決め、9万8千円を支払った場合は2千円を投資し、上場投資信託(ETF)などで運用。初心者にも積み立て投資を始めやすいサービスを提供する。

 ドコモの業績は好調だが、国内市場は携帯電話がほぼ普及し、人口増も望めない。安定的な成長を続けるには新規事業を拡大する必要があり、携帯契約数が約7500万件に上る巨大な顧客基盤を活用する。

最終更新:6/13(火) 9:17
産経新聞