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次期FRB総裁候補に浮上したのは? ドル/円への影響を読む

6/13(火) 11:10配信

投信1

今週は13日、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。利上げは織り込み済みであることから、マーケットの関心はもっぱらバランスシート縮小にシフトしており、イエレン議長が記者会見でどのような発言をするのかが注目されています。

その一方で、ロシア疑惑のインパクトが大きすぎてあまり話題になってはいませんが、トランプ政権は米連邦準備理事会(FRB)の次期理事の人選を着々と進めている模様です。次期総裁レースもいよいよ佳境を迎えつつあり、かなり大胆な決断が下される可能性もありそうです。

そこで今回は、FOMCを人事面から整理し、次期総裁レースの行方とドル円への影響を探ってみたいと思います。

理事7人のうち3人が空席、指名候補者選びは最終段階へ

FRBは7人の理事で構成されており、この中から議長1人と副議長2人が選ばれます。現在は3人の理事が空席となっており、4人の理事の中から議長と副議長が1人ずつ選ばれています。

2010年に成立した金融規制改革法(ドット・フランク法)では、FRB内に銀行監督担当副議長が新設されました。ただ、共和党が多数を占める上院での承認が難しいことからオバマ大統領の任期中には誰も指名されず、現在もこの副議長ポストは空席となっています。

したがって、トランプ大統領は3人の理事を指名し、その中から銀行監督担当副議長を選ぶことができます。ただし、上院での承認が必要となりますので、共和党への”忖度”も忘れるわけにはいきません。

ニューヨーク・タイムズ紙は6月2日、ブッシュ政権(息子)で財務次官を務めたランダル・クオールズ氏と、リッチモンド連銀で長年エコノミストを務め現在はカーネギーメロン大学のマービン・グッドフレンド教授が理事に指名される見通しだと伝えています。

また、ブルームバーグは6月5日、オールド・ナショナル・バンコープのロバート・ジョーンズ会長兼最高経営責任者(CEO)が次期理事の候補としています。

このように、3人の理事候補はかなり煮詰まってきている様子が伺えますので、近い将来に正式な発表があるかもしれません。

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最終更新:6/13(火) 11:10
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