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親切心が相手を依存体質に? 相談への正しい対応法

6/13(火) 20:45配信

All About

◆困っている相手を無制限に助けることは不親切?

困っている人を見たら放っておけない、その人の力になってあげたい。そう思えるのは、親切な心と優しさがあってこそです。しかし、ただただその思いにしたがって行動していると、結果的に相手の自立性を損ね、相手のためにならないことをしてしまうことも、残念ながら少なくありません。

そして、自分で解決できない問題を抱えてしまった場合、人に助けを求めることは大切なことですが、“誰かを頼り、相談する人”の中には、常に人を頼りすぎてしまう人もいます。ささいな出来事にすぐに不安になってしまい、そのたびに誰かに「ヘルプ」を求めずにはいられない。そして、毎日のように長文のメールを送り、電話で「今すぐ話したい」と伝えてしまう……。

「人を助けたい」という思いが強い人は、相談を受けると「私が支えてあげなくちゃ」「すぐに応じてあげなくちゃ」という思いが先に立ち、相手の要求に応じて無制限に対応してしまう方もいます。しかし、これは果たして相手のためになっているのでしょうか?

◆「不安な気持ちへの対処法」を自分で探すことの大切さ

不安な気持ちをその都度吐き出せば、その場では、気持ちがとても楽になるかもしれません。しかしそれが習慣になると、その人には一人で不安と向き合う力や内省する力が身に付かなくなってしまいます。そして、話を聞いてくれる人を常に探し、その場の不安を解消することだけが最善の解決方法なのだと認識してしまうかもしれません。

不安に対処できるようになるためには、苦しくてもいったん自分で抱えてみることが必要です。たとえば、気持ちが落ち着くのを待ってみたり、自分なりの気晴らし方法を試してみたり、書物などから発想の転換方法を学んでみる。こうしたさまざまな取り組みをしていくことによって、人は不安に強くなることができるのです。

「話を聞いてもらう」という一つの方法だけに頼り切ってしまうと、ストレスへの対処力は育たなくなってしまいます。不安な感情に対して自分なりの様々な方法でかわしたり、解決したりしていくことによって、対処方法のレパートリーを広げていくことが必要なのです。

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最終更新:6/13(火) 20:45
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