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「サンクスツアー」「シナジーチケット」などのチケット販売サイト運営、国内格安航空チケット販売代行のシナジーコーポレーションなど3社が破産開始

6/13(火) 15:50配信

帝国データバンク

(株)シナジーコーポレーション(TDB企業コード:988885905、資本金3000万円、東京都港区西新橋3-5-9、代表末本和哉氏)と、関係会社の(株)ケイズプロダクシヨン(TDB企業コード:989493937、資本金10万円、同所、同代表)、(株)エスワンフードサービス(TDB企業コード:765012300、資本金500万円、同所、同代表)の計3社は、6月9日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は上沼紫野弁護士(東京都港区虎ノ門1-15-12、虎ノ門南法律事務所、電話03-3502-6294)。

 (株)シナジーコーポレーションは、2004年(平成16年)3月に創業、2005年(平成17年)8月に法人改組した格安航空券の販売業者。主に同業者から国内格安航空券を仕入れ、中小旅行代理店50社ほどに卸売していたほか、国内格安航空券予約サイト「サンクスツアー」の名称で、インターネット経由で個人向けに販売を手がけていた。また、大手航空会社の株主優待券の買い取り販売や、「シナジーチケット」の名称によるJRチケットのネット販売、レンタカー業なども行い業績は急拡大、2015年3月期には年売上高約71億9600万円を計上していた。

 しかし、近年は急速な業容拡大によって、航空券調達に伴う保証金や前払い金などの増加の影響から、タイトな資金繰りを余儀なくされていた。こうしたなか、収益性の悪化などから一般個人向けの国内航空券販売事業を縮小し、2016年3月期の年売上高は約41億2400万円に減少。販管費などの経費は圧縮されたものの、減収による影響が大きく同期は赤字決算に転落していた。先行きが不透明な状況下、近時は取引先への支払いにも支障を来す事態に陥り、5月15日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた。

 負債は(株)シナジーコーポレーションが債権者約80名に対し約3億5000万円、(株)ケイズプロダクシヨンが債権者約3名に対し約3000万円、(株)エスワンフードサービスが債権者約40名に対し約5000万円、3社合計で約4億3000万円。