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<浦安連続通り魔>無職女、起訴内容認める 千葉地裁で初公判

6/13(火) 10:53配信

千葉日報オンライン

 千葉県浦安市海楽の路上で昨年10月、男女3人が相次いで刺されけがを負った連続通り魔事件で、傷害と銃刀法違反の罪に問われた、近くに住む無職、瓜生裕美被告(33)の初公判が12日、千葉地裁(楡井英夫裁判長)で開かれ、瓜生被告は「(間違い)ありません」と起訴内容を認めた。

 同事件では公判前整理手続きが行われ、争点は量刑。

 起訴状などによると、同年10月18日午後4時半ごろ、持っていた包丁(刃渡り約12・3センチ)で、歩道を歩いていた同市の無職男性(51)の背中を突き刺して加療約1カ月の背部刺創のけがを負わせ、約1分後、歩いていた会社員女性=当時(23)=に包丁を振り下ろし、手で受け止めた女性の指に全治約2週間のけがを負わせた。さらに約1分後、自転車の契約社員女性(29)の右わき腹を刺して転倒させ、加療14日間の右腹部刺傷と右足首ねんざのけがを負わせたなどとしている。

 検察側の冒頭陳述によると、以前から精神科に通院していた瓜生被告は事件前日、病院で不眠を訴えて処方された薬が変わったことに、説明がなかったと決めつけ、一方的に腹を立てて自身の左手を傷つけた。事件当日には転院を考え、2カ所の病院に電話をかけたが、一方的に電話を切られたと決めつけて「頼れるものがなくなった。周囲に訴えるには自分ではなく人を刺すしかない」と考えた。その後、家族に「私、終わる。ごめんなさい」とメールを送り、包丁を持って自宅を出て、犯行に及んだという。

 弁護側は冒頭陳述で、「瓜生被告には境界性パーソナリティ障害(人格障害)があり、ストレスへの対応能力が低い。医療への不信感などから事件を起こした」などと主張した。

 瓜生被告は昨年11月21日から鑑定留置されて専門家による鑑定を受けていた。