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群馬県内は5店舗被害 賠償求め2店提訴へ グルメンピック出店料詐欺

6/13(火) 6:01配信

上毛新聞

 飲食店が集まる食のイベント「グルメンピック」の開催をうたった出店料詐欺事件で、全国で500店を超す被害のうち群馬県は5店あり、このうち桐生市のケバブ販売店とみどり市の飲食店の2店が損害賠償を求める民事訴訟を準備していることが12日までに、被害対策弁護団などへの取材で分かった。

◎全国126店舗が訴訟参加の見通し

 弁護団によると、被害は都道府県別に東京89店、大阪73店、近県は栃木と茨城各10店など。全国126店が民事訴訟に加わる見通し。

 みどり市で飲食店を経営する30代男性は20万円の被害に遭った。店に昨年秋ごろ電話があり、パンフレットが郵送されたという。イベントのホームページを調べたり会場側に問い合わせ、出店を決めた。

 主催者側は説明会で「食材はトラックで店を巡って運ぶ。出店者の宿泊代は出店料に含まれる」などと説明したといい、男性は「半信半疑な部分はあった。趣旨に賛同して楽しみにしていたが、やっぱりという感じ」と淡々と話した。

 事件を巡っては、警視庁が同日までに詐欺の疑いで、住所不定、運営会社「大東物産」(東京都中野区、破産手続き中)社長、中井冬樹容疑者(36)ら5人を逮捕。弁護団事務局長の小幡歩弁護士は「刑事手続きで証拠が出そろえば、なるべく早く民事訴訟をしたい」としている。今後も被害の申し出を受け付けるという。

 同社は約500店から出店料として20万~80万円ずつ、計約1億3600万円を集めた。2月に味の素スタジアム(東京)や舞洲スポーツアイランド(大阪)でイベントを開くと昨年夏ごろ発表したが、開かれなかった。

最終更新:6/13(火) 6:01
上毛新聞