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かわいい字も汚い字も個性です。広くて深い「くせ字」の世界へようこそ!

6/13(火) 11:27配信

BuzzFeed Japan

自分の字にコンプレックスのある人は多いと思う。私もそうだ。

ぐにゃぐにゃと絡まった、みみずのような文字。できるなら手書きでものを書きたくない。人に見せたくない。

【画像】上手すぎじゃない?日常の中に潜む手書き文字たち

学生時代からずっと、ファンシーな便箋に似合うかわいい文字も、見るからに頭がよさそうに整った文字も羨ましかった。

よく考えたら、人は全員が全員、違う字を書いているんですよね。絶対にどうしてもくせが生まれてしまう。

そんな、たくさんの誰かの手書きの文字にフォーカスした本「美しい日本のくせ字」(パイ インターナショナル)が超最高でした。

字は人を表す、でしょうか

松本人志さんの直筆、カレー屋のメニュー、翻訳漫画や映画字幕の字、路上でひろった紙切れの上の走り書き……街中で、テレビの画面で、ネットの海で見つけた文字たちがこれでもかというほど紹介されている。

オレンジに染まった稲川淳二さんの記録ノートは圧巻。
同じ色のペンで怪談や民話を収集していく、フォントのような端正な字。

町のカレー屋さんのメニューってどこも同じような手書きの字だよなぁ。そんなぼんやりした「わかる」を一気に見られるうれしさ!

韓流スターたちの字には独特の共通点があって、拙さこそに味がある。「いじらしい字」という表現に、それだ~!となった。

サンリオの「いちご新聞」の字は憧れるかわいさ。本文ではこのキュートな字は誰が書いてたの? まで突き止めています。

とにかく、著者の井原奈津子さんの「くせ字」への愛情がほとばしっていて読んでるだけで幸せになる。

井原さんは子どものころから「人の手書き文字」に興味があって、10代の終わりり頃、身近な人から有名人までさまざまな人の気になるくせ字をファイリングし始めたらしい。すごい。愛しかない。

「美しい」とタイトルにあるけど、この本の中では「きれいに整った」という意味では使われていない。人の個性や性格や生活ぶりが透けて見えるような存在感を「美しい」と言っている。

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最終更新:6/13(火) 11:27
BuzzFeed Japan