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「日本の原風景」水車の涼しげな音 岡山・倉敷、田植え期迎える

6/13(火) 22:02配信

山陽新聞デジタル

 田植えシーズンを迎え、倉敷市祐安地区で水車が回っている。バシャ、バシャ、バシャ―。羽根が水面にリズミカルに当たり、涼しげな音を一帯に響かせている。

 水車は直径1・8メートル前後で、木や樹脂パイプを組み合わせた各農家の手作り。兼業農家の会社員守屋栄蔵さん(63)=同市=は、5月末に家族と一緒に据え付けた。

 守屋さんや倉敷市などによると、祐安地区は田の位置が用水路より1メートルほど高いことなどから、コストがかからない水車が大正末期から活躍。かつては50基以上あったが、農家の高齢化や担い手不足から現在動いているのは十数基という。

 今週末には田に水を引くといを取り付けて苗を植える予定の守屋さん。「修繕しながら祖父の代から使ってきた。水車は日本の原風景。これからも守っていきたい」と話す。水車は10月初めまで田に水を送り続ける。