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佐藤琢磨、インディ500凱旋記者会見に出席。ホンダからNSXのプレゼント

6/13(火) 14:29配信

motorsport.com 日本版

 今年のインディ500を制し、12日に凱旋帰国を果たした佐藤琢磨は、13日(火)に東京・青山にあるHondaウエルカムプラザ青山で行われた記者会見に臨んだ。

【写真】成田空港に凱旋帰国。ファンの歓迎を受ける佐藤琢磨

 多くの報道陣が詰めかける中、佐藤琢磨が登壇。20分近くにわたって劇的な勝利を収めたインディ500を振り返った。

「インディ500を勝つために、レースをやってきました。そして今年、アンドレッティという素晴らしい体制を手に入れ、初日から素晴らしいプログラムを作ってくれました。そしてすべてが整った。今回の勝利は、チームの勝利です」

 佐藤琢磨は、残り5周という段階でエリオ・カストロネベス(ペンスキー)を抜き、先頭に立った。これは勝算あっての決断だったという。

「トップに立ってから、いろいろなことを考えました。先頭で逃げ切るのは、実に難しい。チームの皆は、『なんで5周で前に出たんだ?』と思っていたと思います。でも勝算がありました。5周なら、たとえ一度抜かれたとしても、再び抜き返せると思っていましたから」

「最後の1周、スポッターの報告で、エリオが近づいてきているのはわかっていましたが、ミラーは一度も見ませんでした。そして、ストレートごとに違う動きをして、エリオをけん制したんです」

 帰国直後に成田空港でも語っていた通り、今回の勝利は感謝の気持ちが大きいと佐藤琢磨は語る。

「ビクトリーレーンに戻ってきた時の、クルーの笑顔は忘れられませんでした。とにかく、感謝の気持ちが大きいです」

 そう語る佐藤は、今回の快挙・喜びを、多くの人に知って欲しいと語る。

「今回のことをたくさんの人に知って欲しいと思います。海外で戦っていると、不安になることも多いです。でも、世界でトップになりたいというモチベーションがあるから、やってこれました。自分もイチロー選手やサッカーの選手たちが海外で活躍するのを見て、自分を奮い立たせてきました。なので、このニュースをいっぱい報じて欲しいです」

 なおこの日の会見には、ホンダの八郷隆弘社長も出席。快挙を達成した佐藤琢磨に、NSXをプレゼントするというひと幕もあった。

 佐藤琢磨は、翌14日に同じくHondaウエルカムプラザ青山で行われる、ファンイベントに参加。インディ500優勝の喜びをファンと共に分かち合う予定だ。

 凱旋帰国した佐藤は、多忙な日々を送っている。

田中健一