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一本木沢の原生林を一般開放/青森・十和田

6/13(火) 14:30配信

デーリー東北新聞社

青森県内最大級のコナラ 集中自生

 地元の原風景を市民にも楽しんでほしい―。青森県内で最大級のコナラが集中的に自生する十和田市三本木一本木沢の原生林が一般公開されている。10月から太陽光発電の工事が行われるため、見ることができなくなってしまう風景を目に焼き付けようと、一般公開初日の10日は市内外から63人が訪れ、豊かな自然を満喫した。

 原野は約20ヘクタールの広さで、コナラ約400本をはじめ、国内でも珍しいニホンスズランなどが自生。同市の会社役員中野英喜さんが50年ほど前から所有し、保存してきた。10月に工事が始まる予定で、コナラの巨木15本を除くほとんどの草木がなくなり、更地になるという。

 この日は、あいにくの雨の中、多くの人が来場し、大きな木々を眺めながら、美しい新緑の中を散策。ヨガや子どもたち向けの木登り体験も行われた。

 同市の田中由美子さん、伸之介君=市立三本木小3年=の親子は「こんな場所があるなんて知らなかった。自然のパワーを感じる。また来て木登りやピクニックをしたい」と話した。主催者する東北巨木調査研究会の高渕英夫会長は「ここの巨木は横に枝が広がっているのが特徴的。自然が失われるのは残念だが、多くの人に楽しんでもらいたい」と力を込めた。

 一般公開は、6~9月の第2、4土曜日。時間は午前9時~午後3時で入場無料。6月24日はコナラやスズランの苗を無料で持ち帰ることができる。問い合わせは同会長=電話090(7325)9222=へ。

デーリー東北新聞社