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UD・ボルボ連合の中型トラックは世界で通用するか

6/13(火) 18:00配信

ニュースイッチ

「クローナー」アジアやアフリカなど30カ国以上に順次投入へ

 UDトラックスは、親会社のスウェーデン・ボルボと新興国向け中型トラック「クローナー」を共同開発し、アジアやアフリカなど30カ国以上に順次投入する。新型車の投入に伴い、整備拠点を増やすほか、修理や点検に必要な設備をトラックに載せて顧客の下に出向き、整備するサービスも導入する。

 クローナーは、車両総重量10―17トンに応じて3種類の基本車型を用意し、エンジンや変速機などの組み合わせで多様な車型を展開できる。例えば、3月に先行投入したタイでは、狭い道でも通れる中型サイズのミキサー車はあまり見られなかったが、クローナーは小回りが利いて使い勝手の良いトラックをつくり分けられるため、「中型のミキサー車など多様なニーズに応えられる」(UD幹部)。

 UDは2013年、ボルボと共同で新興国向け大型トラック「クエスター」を開発した。クエスターは投入から2年後に全車型を展開できるようになり、16年の販売は前年比2倍の約4000台に拡大。17年も同2倍となる8000台の目標を掲げる。

 クローナーはクエスターで築いた開発、調達、生産、販売などの事業基盤を活用して効率化し、発売当初から全車型の提供が可能な体制を構築。初年度は1500台の販売目標を掲げる。

 一方、クローナーは都市部から長距離輸送まで多様な用途を見込む。戦略車の投入で、中型トラック市場に4年ぶりに再参入したタイでは、これまで大型トラックの利用が多い幹線道路などに整備拠点を展開してきた。クローナーは道の狭い市街地などでの活用が見込まれるため、整備拠点を増やすなどアフターサービスも拡充する。

最終更新:6/13(火) 18:00
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