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カナダでのレース結果に満足のフォースインディア、しかし交戦規定を変更すると示唆

6/13(火) 20:01配信

motorsport.com 日本版

 カナダGP決勝の終盤まで、フォースインディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンは、3番手のダニエル・リカルド(レッドブル)の背後につけていた。その時のチーム無線では、ペレスとオコンのポジションを入れ替えるという作戦について何度か“話し合われていた“という。

写真:オコンを攻略するベッテル。結局ペレスもオーバーテイクし4位入賞した

 その作戦は、タイヤが新しく、ペースが良さそうに思われたオコンにペレスのポジションを譲るというもので、それによりフォースインディア陣営は、リカルドをオーバーテイクするチャンスを得ようとしていた。

 しかし、チームがペレスに対してポジションをオコンに明け渡すよう“提案“したところ、ペレスは「リカルドを交わせるチャンスはまだある」と言い張ったため、結局作戦が実行されることはなかった。結局ふたりは、背後から迫ってきたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に交わされて、5-6位でレースを終えた。

 フォースインディアの副チーム代表であるボブ・ファンリーは、表彰台に上がるチャンスがあったことを重々理解していたものの、その状況に対し過度に干渉するのは間違っていると感じていたようだ。

 しかし、彼はこのレースから学ぶべきものがあり、将来的に同様のシチュエーションが発生した時、最適な行動を取れるように改善する必要性があるとみている。

「そのレースでは、ポジティブなこととネガティブなことが起きた」

「本当に素晴らしいことなのだが、我々には信じられないほど速いドライバーがふたりもいることがわかった。そのポジティブな点は我々が抱えた問題の原因でもある」

「将来的に我々がどのようにレースをやっていくかについて、少し見直す必要がありそうだ。しかし、それでも最終的な結果は我々にとって素晴らしいものなのだから、この問題を邪険にする必要はないし、むしろ歓迎している」

 チームにとって最も表彰台に近づけたレースであったのにもかかわらず、そのチャンスを失ったということに対して、不満はなかったのかファンリーに訊くと、彼は次のように答えた。

「苛立ちなど全く感じていない。とにかく今はレースを振り返らなければならないと考えている」

「これから先、レースをする上でのやり方を変えていかなければならなくなったとしても、それはまた別の決断といえよう。これまで我々はドライバーたちに好きなようにレースさせてきた。その日の終わりにそれを悔い改めることなどすべきではない」

「ファンの意見をとって、どちらのやり方も取り入れることはできない。レースさせるためにふたりをスイッチさせたり、ドライバー同士のレースが見たいからそのままにしたりしても、不満を言うことはできない。だから我々のポリシー通り、彼らがやりたいようにレースさせた」

 フォースインディアのチーム代表であるビジェイ・マリヤは、チームオーダーを強要しなかったものの、チーム内での交戦規定を変更する可能性をSNS上で示唆している。

「フォースインディア、よくやった。君たちを誇りに思う」

「チームオーダーを行わないという我々のポリシーは継続されると思うが、最高の結果を目指すべくガイドラインを設定するだろう」

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