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【ブラジル】消費者信頼感が悪化 政治混乱による影響で

6/13(火) 4:36配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ州商業連盟(FecomercioSP)の調査は、政治の不確実性の高まりがサンパウロ市内消費者の景況感にマイナスの影響を与えたことを示している。
 5月30日付で伝えた伯メディアによると、同連盟は5月の消費者信頼感指数(ICC)をまとめるにあたって収集したデータを、食肉大手JBSとその親会社であるJ&Fの幹部らによって提供されたミシェル・テメル大統領が関係する不正に関する情報が公開される前後で分けた。
 情報が公開される前の5月10日にサンパウロ市内の消費者1100人を対象に実施した聞き取り調査で得られたデータから弾き出された信頼感指数は101.3ポイント、そして、公開後の同25日実施の調査から導き出された指数はそれよりも低く、悲観と楽観の境界点である100ポイントを下回る99.0ポイントだった。
 同連盟は、情報公開後には現況についての消費者の見方が悪化したことによる明確な、「非常に分かりやすい」信頼感の低下があったと強調する。現在の経済状況についての見方を表す指標(ICEA)は情報公開前の75.6ポイントから66.5ポイントに下がった。これとは逆に、先行きへの期待を表す指標(IEC)は118.5ポイントから120.6ポイントへ上昇した。
 同連盟は声明の中で、これ以上深刻な出来事が起こらない場合は、今後数日の間に現在の見通しの若干の改善とともに、ブラジル経済の先行きを危うくする可能性のある消費者信頼感の動きが良い方向に転じるとの見方を示した。

最終更新:6/13(火) 4:36
サンパウロ新聞