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外国客船誘致へ連携 横浜港、受け入れ態勢強化

6/13(火) 15:31配信

カナロコ by 神奈川新聞

 ◆横浜市と港湾外郭団体
 クルーズ客船を誘致する動きが全国で加速する中、横浜市は本年度、港湾関係の外郭団体などと連携して横浜港への受け入れ態勢強化に着手した。横浜港大さん橋国際客船ターミナル(同市中区)に続く新たな客船施設の開業を2年後に控えており、寄港数をさらに増やして港湾競争に打ち勝つ考えだ。

 市は、国や市などが出資した港湾運営会社の横浜川崎国際港湾(YKIP)に外国クルーズ客船の誘致業務を委託した。日本郵船出身の安永豊上級理事が責任者として着任した。

 今後は海外の船会社への訪問やクルーズ見本市や商談会に参加して誘致活動を展開。クルーズ市場に関する情報収集を行うと共に船会社の意見を受け、乗客向けの横浜観光商品づくりなどにも反映させる。

 安永氏は郵船時代に海外駐在の経験を重ね、海外の船会社とのパイプを持つという。大型客船やコンテナ船などで国際的に導入が進むとみられる液化天然ガス(LNG)燃料船に燃料を供給する「LNGバンカリング事業」も担う。

 一方、横浜港振興協会は市から配船業務などを受託した。主に日本客船の誘致計画の策定や船会社への訪問活動で市と連携し、誘致から配船、入港時の歓迎行事までの客船事業に一元的に対応する。

 国内屈指の客船施設である横浜港大さん橋国際客船ターミナルに続き、2019年春に新港ふ頭と大黒ふ頭の客船ターミナルが供用を開始する予定だ。市港湾局の担当者は「両者との連携により船会社や乗客へのサービスを高め、客船寄港数をさらに増やしたい」と意気込んでいる。