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工芸の「今」伝える金沢21美、101点公開

6/13(火) 15:26配信

北國新聞社

 第56回日本現代工芸美術展石川展(現代工芸美術家協会、同石川会、北國新聞社主催)は13日、金沢21世紀美術館で開幕した。工芸の素材と技法を使い、革新的な造形を追求した地元作家による38点を含む101点が展示され、来場者は工芸の「今」を感じ取った。

 現代工芸美術家協会の大樋陶冶斎(とうやさい)理事長(文化勲章受章者、金沢市)は、鶏が勇ましく声を上げる様を描いた飴釉飾壺(あめゆうかざりつぼ)「鶏一声」を寄せた。

 4月に東京で開かれた本展で文部科学大臣賞を受けた干田浩さん(金沢市、代議員・評議員)の鋳金「芽吹き『飛葉(ひよう)』」も展示され、来場者は風を受けて飛ぶカエデの種をモチーフとした流れるような曲線美に見入った。

 石川展の審査で北國新聞社社長賞を射止めた北村紗希さん(金沢市)の染織「夜籠(よごもり)たちの行(こう)」、知事賞を受けた田嶋秀之さん(野々市市)の染織「彼方へ」など地元作家の意欲作も並んだ。

 会場では、新人の発掘を目的にした第32回石川の現代工芸展も併催され、現代工芸大賞を獲得した國木郁子さん(金沢学院大4年)の陶磁「樹(き)」が若い才能を伝えた。チャリティー小品展も開かれた。

 開場式では大樋理事長のあいさつに続き、現代工芸美術家協会石川会会長の温井伸北國新聞社社長のメッセージを、砂塚隆広常務が代読した。谷本正憲知事の祝辞を飴谷義博県民文化スポーツ部長が代読し、山野之義金沢市長の祝辞の後、テープカットが行われた。

 会期は18日まで。15日午前10時~午後3時に、金沢21世紀美術館の松涛庵(しょうとうあん)と山宇亭で現代工芸茶会が催される。

北國新聞社

最終更新:6/13(火) 15:26
北國新聞社