ここから本文です

【特集】読みが甘かった? 大阪市都心部で教室不足のワケ

6/13(火) 15:08配信

毎日放送

大阪市の都心部でみられる小学校の教室不足問題を取り上げます。かつて大阪市では人口が郊外に流出し、その様子は「ドーナツ化現象」とも言われましたが、それは昔のこと。北区、中央区、西区では子どもの数が急増していて、学校の教室不足が深刻化しています。その背景のひとつには大阪市の“読みの甘さ”があるとして、保護者も憤懣しています。

のびのびとラジオ体操ができない?!

大阪市西区。都心に程近い場所ながら緑豊かな公園が多く、子育て世代に人気のエリアです。この街でいま、小学生の保護者たちがあることに憤懣しているといいます。

「運動場狭いですね、増築中なのでスペースが確保できなくて」(小学生の保護者)
「遊具もいま、使えないみたいになっていた」

運動場や遊具が使えない!?いったいどういうことなのか?取材班、その学校を訪ねることにしました。大阪市立堀江小学校、心斎橋まで徒歩15分の場所にあります。

早速、中をのぞいてみると…朝礼のため集まった児童、運動場いっぱいにずらっと並びます。その数なんと1000人以上!かなり窮屈な感じです。ラジオ体操をしようと広がっても…隣の児童と手が当たりそうです。ここ5年で児童数は約300人増えて全校生徒は現在1017人。6学年で30学級という市内でも有数のマンモス校。教室が足りないため図工室や多目的室も普通の教室に改装して使っています。

もともとの地域は

堀江小学校のある西区はもともと工場や材木店の多い地域で、その跡地に大型マンションの建設が相次ぎました。

小学校の周辺を上空から見てみると…学校の周りには高層マンションが立ち並んでいます。予測では児童数は今後さらに増え、5年後にはいまの1.6倍の1640人、46学級にまでなるというのです。

「施設面でいっぱいいっぱいですね。あといまから15教室からもう少し増築の必要があるでしょうね」(大阪市立堀江小学校 中山大嘉俊校長)

運動場が狭すぎて…

ただでさえ狭い運動場に新校舎を建てる工事をしているため、今年5月の運動会の会場は…

「5000人超す保護者の方がおいでで、京セラドームでやらせてもらった」(中山大嘉俊校長)

なんと運動会は京セラドーム!いつもはプロ野球選手がプレーしている人工芝の上を子どもたちが大玉を転がして走っています。本当は学校で運動会をしたい。増え続ける児童の数に校長も頭を抱えています。

「子どもの数が増えるので1人あたりの運動場面積はだんだん少なくなっていく。このままもっと増え続けると、もっともっと困難なことが増えていくのではないかと思う」(中山大嘉俊校長)

1/2ページ

最終更新:7/20(木) 16:50
毎日放送