ここから本文です

【茨城知事選2017】県議会で「多選」論議 自民批判「県庁に停滞感」

6/14(水) 7:55配信

産経新聞

 ■知事一蹴「弊害にならぬ」

 県議会第2回定例会は13日、一般質問が行われ、最大会派「いばらき自民党」所属の県議3人が質問に立ち、橋本昌知事(71)に厳しい質問をぶつけた。自民党県連は9月の任期満了に伴う知事選で元経済産業省職員の大井川和彦氏(53)を擁立。7選を目指す橋本知事と、対決姿勢を鮮明にする自民側が、県議会を舞台に攻防を繰り広げた。(上村茉由)

 ◆“弱点”突く質問

 自民側が一般質問の最後に用意したのが選挙戦の争点の一つであり、ウイークポイントとにらむ橋本知事の「多選」だった。

 「県庁内で部下は知事の機嫌を損ねることを極端に恐れ、真正面から知事に物を言わない」「このような停滞ムードの中で、今以上の県政の発展は望めない」

 村上典男県議は6期24年務める橋本知事を前に、多選の弊害を訴えたが、具体的な事実や証言があるわけではなく、インパクトに欠けた。

 橋本知事は「多選は弊害があると一概には決めつけられない」と一蹴し、「多選が弊害にならないよう自戒し、これまで以上に開かれた県政の推進に努める」と冷静な答弁に終始した。

 ◆「見合う功績ない」

 村上県議は5期目までの橋本知事の退職手当が総額2億3千万円以上に上ると説明。「莫大(ばくだい)な累積総額となる手当に見合う功績を挙げたとは考えられない」と決めつけ、6期目の退職手当の受け取りを辞退するよう訴えた。

 これに先立ち、戸井田和之県議は、知事の秘書の時間外勤務時間が“ブラック”な労働環境にあると指摘し、「心身の健康を維持することすら困難で極めて危険なレベルに達している」と糾弾。橋本知事は「勤務体制について早速検討し、秘書の増員、交代勤務を増やすなどの改善を行う」とかわした。

 一般質問で橋本知事は自民側の追及にさらされ、防戦に回らざるを得なかった。ただ、知事選を前に黙っているわけにもいかず、「豊かさと住みよさを兼ね備えた県として、着実に発展させることができた」と自らの経験と人脈に基づく実績を答弁に織り交ぜる場面もあった。

最終更新:6/14(水) 7:55
産経新聞