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赤ちゃんパンダ、シンシンの母乳飲んだ

6/14(水) 7:02配信

スポーツ報知

 上野動物園(東京都台東区)で5年ぶりにジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生してから一夜明けた13日、同園は生育状況は順調であると発表した。赤ちゃんが母親のシンシン(11歳)の乳首に吸い付き、母乳を飲み始めている様子が確認された。シンシンは誕生6日目に肺炎で死んだ5年前の初子の際には2日目に赤ちゃんを手放してしまう“育児放棄”が見られた。今回は胸に抱いて我が子を温めたり体をなめたりと、ママとして熱心に世話をしているという。

 5年ぶりとなるパンダの赤ちゃん誕生に沸く上野動物園が、新しい命の順調な成長に胸をなで下ろした。

 福田豊園長は、赤ちゃんについて「元気な鳴き声を上げており、4~5回、母親の乳首に吸い付く様子が確認できた」と明言した。最初の確認は12日の午後10時ごろ。その後、生育担当者が体に触れるなどして様子を見た結果、この日の昼になって、母乳を飲んでいることが判明したという。午後に会見した金子美香子教育普及課長は「授乳が確認でき、最初の段階はクリアできた。5年前と比べて、シンシンの様子は安定していると思う」と話した。

 シンシンは12年7月、雄の赤ちゃんを出産。その際は初産だったこともあり、誕生2日目に赤ちゃんを抱くことをやめてしまった。赤ちゃんはいったん保育器に入れられ、2日後にシンシンのもとに戻されたが母乳をのどに詰まらせ、肺炎で生後6日目に死んだ。

 今回は抱くのをやめることもなく、前足で赤ちゃんを抱き、座った姿勢で体をなめたりして世話をしている。赤ちゃんが鳴き声を上げると、姿勢を変えて“あやす”ようなしぐさをするなど、母親ぶりを見せており、金子さんは「前回と比べると、赤ちゃんの様子に応じたケアができているのでは」とした。

 ただ、赤ちゃんの体重は現在も100~200グラムと小さく、予断を許さないことも確か。同園では今後もしばらくの間は24時間態勢で観察を続けていく予定で金子さんは「なるべく音を立てないようにするなど、シンシンにストレスがかからないように気を付けて見守っていきたい」と話した。

 赤ちゃんは一般的には1~2か月ほどで目が見えるようになる。安定して成長しているといえるのは生後3か月くらいで、一般公開は母子の状況を見定めながらとなるが、半年後くらいを見込んでいるという。

最終更新:6/14(水) 7:02
スポーツ報知