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「子どもの遊び場整備」 南伊豆町議会開会、岡部町長が所信表明

6/14(水) 13:13配信

伊豆新聞

 南伊豆町議会6月定例会が13日、開会し、5月15日に就任した岡部克仁町長が所信表明を行った。主な施策に(1)子育て支援(2)観光・産業振興(3)豪雨や強風への防災対策-を掲げ「全身全霊で取り組む」と抱負を述べた。選挙争点の地熱発電事業は「再検討」とし、行政報告で「議論が足りず時期尚早。7月の(県環境審議会温泉部会への調査井掘削)申請は見送る」と改めて明言した。

 子育て支援は高校生医療費無償化と子どもの遊び場整備に言及。「遊び場整備を協議し実現に向け進めたい」とした。

 観光面は2019年の石廊崎オーシャンパーク開園に合わせ「町内周遊ルートを構築する。体験型プランで宿泊につなぐ」。防災対策では4月の豪雨災害に触れ「小規模河川の管理や整備で地域の要望に応える」とした。

 選挙で訴えた町民ファーストの町政運営について「(町民の)経験と創造力を最大限発揮してもらう。新しい南伊豆に向け意識高揚と意識改革が必要だ」とし「町民の声を聞きに行く。少人数でも休日や夜間、関係なく赴く」と協力を求めた。

 ■CCRC事業は継続

 南伊豆町議会6月定例会は13日、一般質問を行った。長田美喜彦氏、比野下文男氏、横嶋隆二氏が岡部克仁町長の選挙公約と今後の政治姿勢を問いただした。

 岡部町長は高齢者の足について「新交通の導入を検討する時期。幅広い町民を対象に公共交通を考える講演会を予定している」。3市町広域連携で湊に建設を目指す新ごみ処理施設は「広域化は賛成。予定地が今の場所で適切か、住民の理解が得られるか原点に戻り協議する」とした。共立湊病院跡地の生涯活躍のまち(CCRC)事業は「事業としてはそのままやっていく」と述べた。

 漆田修氏は地熱発電について質問。岡部町長は「入浴用の温泉だけでは源泉の維持が難しい。調査の全てから手を引くタイミングではない」とした。渡辺哲氏は東京都杉並区との連携による特別養護老人ホーム「エクレシア南伊豆」が、一部雑誌で“姥捨山(うばすてやま)”と報道されたことについて町の対応を質問した。町は既に出版社へ抗議文書を送っている。岡部町長は「(特養を)成功させるのが最大の反論になる」とし事業推進を誓った。

 【写説】就任以来初めて演壇に立つ岡部町長=南伊豆町役場

最終更新:6/14(水) 13:13
伊豆新聞