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<サッカーW杯予選>勝ち点1 日本、大迫の先制弾生かせず

6/14(水) 0:26配信

毎日新聞

 △日本1-1イラク△(13日、W杯ロシア大会アジア最終予選B組)

 日本の選手たちは顔をゆがめ、あえいでいた。試合終了の笛に吉田が座り込み、本田が天を仰ぐ。気温35度。標高1000メートルを超える高地の薄い空気。「本当に悔しい」と吉田。力を振り絞った死闘だったから、なおさら勝ちたかった。

 冷静に後半勝負でもいいと踏んでいたが、前半8分に先制点を奪った。本田のコーナーキックに大迫が近いサイドで頭で合わせ、ガッツポーズ。だが「終わった時に勝っていることが大事」という願いは、届かない。

 けが人が続いて手薄になった中盤では、守備的MFに最終予選初出場の遠藤と井手口を起用する苦肉の策を取った。奮闘はしていたが「もう少しチームとしてうまく戦えることができていたら」と本田。冷静にボールを保持したいところでもうまく相手をいなせず、主導権を握りきれなかった。

 酷暑でのダメージはさらに大きい。後半は井手口や酒井宏の負傷退場で交代策も後手に回る。後半27分、ゴール前の混戦で踏ん張りきれず失点。精度もスピードもない様子に、本来の選手たちの姿はもう、なかった。

 「この環境では最大を出してくれた。非難することはできない」と疲れ切った顔を見せたハリルホジッチ監督。辛うじて勝ち点1を持ち帰ったことでアドバンテージはわずかに残されている。次戦、ホームでオーストラリアに勝てばいい。ただ、9月の最終戦、アウェーのサウジアラビア戦まで持ち越した時のことを考えるのが怖い。【大島祥平】

最終更新:6/14(水) 6:38
毎日新聞