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【中国】ガソリン車の新規プロジェクト制限、発改委

6/14(水) 11:30配信

NNA

 中国国家発展改革委員会(発改委)と工業情報省(工情省)は12日、自動車産業の投資管理についての新政策を発表した。ガソリン車やディーゼル車など従来型燃料車の新規プロジェクトを制限し、エコカー事業を奨励する内容となっている。またプラグインハイブリッドカー(PHV)は従来型燃料車と同様に管理するとして、電気自動車(EV)との扱いの違いを明確にした。
 両部門が発表した「自動車投資案件管理の完備に関する意見」では、ガソリンなど従来型燃料車について、◇新たに法人を設立して完成車生産事業を手掛けること◇既存の乗用車メーカーが新たに商用車事業に投資したり、商用車メーカーが乗用車事業に進出すること◇生産停止や半生産停止、連続して赤字を計上、債務超過、政府の補助に経営を頼っているなどの状況にある既存完成車メーカーが、本拠地の省区市以外の場所で新規投資を行うこと――を原則認めないとした。
 既存の従来型燃料車の完成車メーカーが生産能力を拡張する場合は、◇直近2年の設備稼働率が業界の平均水準を上回っている◇前年度の完成車生産に占めるエコカーの比率が、業界の平均水準を上回っている◇前年度の研究開発(R&D)費用が営業収入の3%以上を占める◇製品が具体的な国際競争力を持っている◇製品の平均燃料消費量が国の定める基準をクリアしている――ことを条件としている。
 ほか、乗用車メーカーでもセダンからスポーツタイプ多目的車(SUV)などに分類を超えて生産を広げる場合、新規にエンジンメーカーを設立する場合には、技術力などで条件を課している。
 今回の政策意見では、燃料電池車(FCV)はEVの投資管理規定に従い、PHVは従来型燃料車の規定に沿うことを明文化した。
 EV乗用車の新規事業を申請する場合には、発改委と工情省が2015年第27号令として公布済みの「純電動乗用車企業の新設の管理規定」に沿う必要がある。一方でEV商用車への事業参入については、◇R&Dの具体的な実績がある◇駆動システムや電池システム、軽量化などで核心技術を持つ◇品質保証、販売やアフターサービス、運営管理の能力を持つ◇生産車の商標、ブランドを保持している◇航続距離などの性能指標が国内先端水準にある――などのハードルを設けている。
 政策意見の詳細は発改委のウェブサイト<http://www.ndrc.gov.cn/gzdt/201706/t20170612_850518.html>で閲覧できる。

最終更新:6/14(水) 11:30
NNA