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窯業業界の他社牽制力ランキング、トップは旭硝子…パテント・リザルト

6/14(水) 7:30配信

レスポンス

パテント・リザルトは、独自に分類した窯業業界の企業を対象に、2016年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「窯業業界 他社牽制力ランキング2016」をまとめた。

この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。集計の結果、2016年に最も引用された企業は旭硝子の956件、次いで日本ガイシの579件、日本特殊陶業の469件となった。

1位旭硝子の最も引用された特許は、昨年に引き続き「有機LED素子」に関する特許で、後発の特許6件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別にはLG CHEM(韓)、LG DISPLAY(韓)の各3件となっている。国際出願である同特許は、米国や中国でも権利取得済みとなっており、欧州では審査中となっている。このほかには「ナノインプリント用モールド」や、「リチウムイオン二次電池用非水電解液」、「極端紫外リソグラフィ用マスクブランク」などが引用された件数の多い特許として挙げられる。2016年に、旭硝子の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は日本電気硝子(51件)、次いでCORNING(米)(39件)、HOYA(27件)と続いている。

2位日本ガイシは、「触媒による排ガス処理」に関する特許が最も引用されており、後発の特許6件の審査過程で拒絶理由として引用されている。企業別にはトヨタ自動車、本田技研工業、BASF、イビデン、HALDOR TOPSOE、キャタラーの各1件となっている。このほかには「窒化物単結晶の育成方法」や、「排気ガスの微粒子センサ」などが引用された件数の多い特許として挙げられる。2016年に、日本ガイシの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は京セラ(18件)、次いでセイコーエプソン(17件)、トヨタ自動車(16件)となっている。

3位日本特殊陶業の引用された件数の最も多い特許には、UDトラックスとの共同保有である「エンジンの排気浄化装置」や、「補強材付き基板」などが挙げられ、それぞれ後発の特許4件の審査過程で拒絶理由として引用されている。2016年に、日本特殊陶業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は京セラ(43件)、次いでデンソー(32件)、SAMSUNG ELECTRO-MECHANICS(19件)となっている。

《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》

最終更新:6/14(水) 7:30
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