ここから本文です

丸山が占う松山の全米オープン カギ握るのはゴルフ以外の調整

6/14(水) 11:01配信

東スポWeb

 男子ゴルフのメジャー第2戦「全米オープン」が15日に開幕する。今年は初開催となるエリンヒルズGC(ウィスコンシン州)が舞台となるが、気になるのはここに来て調子を落としている世界ランキング4位、松山英樹(25=LEXUS)の状態。苦境にあえぐ中で、前年優勝の世界ランク1位、ダスティン・ジョンソン(32=米国)ら世界の強豪にどう挑むのか? 激闘を占った丸山茂樹(47=セガサミーHD、顔写真)はゴルフと離れた部分での“調整”をポイントに挙げた。

 ――2月の「フェニックス・オープン」優勝後、松山は8試合続けてトップ10を逃している

 丸山:よく聞かれるんですけど「そんなこともあるでしょ」としか言えませんね。今は一発のミスがダブルボギーになったり流れが悪いけど、予選落ちするわけじゃないし、最終日はほとんどの試合でアンダーパーで回ってくる。だからこその世界4位だし、力を発揮すれば、いつでも優勝争いはできるでしょう。

 ――「全米オープン」に向けて心配はしていないか

 丸山:本人が今、不安を感じていたとしても、会場入りしてから突然「これだ」というものをつかむかもしれない。それがいつ来るのかは誰にも分からない。昨年だって「全米オープン」「全英オープン」と続けて予選落ちした後にあの絶好調が来たんですから。

 ――ライバルになるであろう世界のトップ3(D・ジョンソン、ローリー・マキロイ、ジェイソン・デイ)はいずれも松山を上回る飛ばし屋だ

 丸山:D・ジョンソンの飛距離は確かに規格外でその分、ナンバーワンにいる。毎ホール2打目がPWと7Iで4日間やったら、統計的にはPWの選手が勝ちますよ。ただ、マキロイやデイとならそんな大きな(飛距離の)差はない。もちろん、D・ジョンソンにだって、ヒデキが何度かかかっていけば勝てるでしょう。

 ――確かに松山も今季は飛距離を伸ばしている

 丸山:その影響が出ているのかな。距離感は何があっても狂わない男なのに、最近はロングアイアンでグリーンを大きくオーバーしたりしている。振った分だけ飛ぶから1Wを振るようになって、アイアンも思った以上に振れてしまうのかもしれませんね。

 ――プレッシャーも大きい

 丸山:皆さんが期待するからね。昨年末からの好調があって、本人も常に上にいなければいけないという思いが強過ぎるのかもしれない。強いころのタイガー(ウッズ)だって、時にはスコアを崩して「これがゴルフだよ」って肩をすくめて言っていました。もうちょっと楽しんでやれればいいんだけど…。

 ――気分転換も大事

 丸山:ボクの場合は買い物に行ったり、おいしい物を食べてリフレッシュできていた。ヒデキがそこをうまくやっているのか、ちょっと気になりますね。(リッキー)ファウラーは「マスターズ」の直後に(ジョーダン)スピースや(ジャスティン)トーマスとリゾート地で過ごす動画をSNSに公開していた。船から海に飛び込んだり、上半身裸でゴルフをしたり…。英語がペラペラなら、ああいうところに誘われていたのかな。

 ――「全米オープン」はどんな戦いになるのか

 丸山:世界ランク20位ぐらいまでの中で調子のいい選手が勝つという最近のメジャーの傾向は変わらないでしょう。タイガーのような圧倒的な選手はいないけど、上位陣の層が厚く、極端な下克上も起こらない。優勝争いをする力はヒデキにも十分あるけど、勝つとなると幸運とか、実力以外の何かも必要。少し気楽にやってくれればいいかなと思いますね。

最終更新:6/14(水) 11:01
東スポWeb