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百貨店装う不審電話多発 静岡県内、言葉巧みにカードだまし取る

6/14(水) 7:44配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 百貨店従業員を装い高齢者からキャッシュカードをだまし取ろうとする不審電話が静岡県内で相次いでいる。このところ目立つのは「遠鉄百貨店」をかたる手口だ。被害者が金融機関で現金を引き出したり、現金自動預払機(ATM)を操作したりすることがないため水際での阻止が難しく、県警が警戒を強めている。

 「あなた名義のカードで買い物をしている人がいます」。百貨店従業員を名乗る男はこんな電話をかけてくる。続いて警察官や銀行協会職員を装った別の男が「カードが不正利用されている」「担当者がカードを取りに行くので暗証番号を教えて」などと言葉巧みに要求。受け取り役の男が家を訪れ、カードを持ち去る。

 県警生活安全企画課によると、百貨店をかたる不審電話は今年に入って72件確認されている。中にはキャッシュカードをだまし取られ、その日のうちに100万円を引き出されたケースもあった。犯人グループが被害者の家の近くにいる可能性もあるという。

 遠鉄百貨店(浜松市中区)には4月末ごろから、不審電話の問い合わせが数十件寄せられている。ホームページや館内放送を通じ「カード番号や暗証番号は教えないで」と注意喚起するなど対策に躍起だ。

 県内では過去にも「松坂屋」や「伊勢丹」をかたる不審電話が横行したが、警察側が銀行などの振り込め詐欺対策を強化した結果、犯人側がカードをだまし取る手口を活発化させている可能性もある。

 県警担当者は「現金やカードは絶対に他人に渡さないでほしい」と呼び掛けている。

静岡新聞社