ここから本文です

ユナイテッド航空の747、成田から日本最終便

6/14(水) 19:34配信

Aviation Wire

 ユナイテッド航空(UAL/UA)は6月14日、ボーイング747-400型機(登録番号N127UA)の日本路線での運航を終了した。最後の日本路線となったのはサンフランシスコ-成田線で、翌日からは777-300ERに変更する。

【成田に到着したユナイテッド航空の747-400】

 同社の747-400は3クラス374席で、ファースト12席、ビジネス52席、足もとが広いエコノミークラス「エコノミープラス」88席、エコノミー222席を設定。翌15日からは、777-300ER(366席:ビジネス60席、エコノミープラス102席、エコノミー204席)で運航する。

 到着最終便となったサンフランシスコからのUA837便が成田に到着すると、空港関係者らがスマートフォンで撮影する姿が多く見られた。成田へ747で乗り入れる航空会社は年々減り続け、ユナイテッド航空のほか、デルタ航空(DAL/DL)や台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)など、数社を残すのみとなった。関係者の1人は、「寂しくなる」とつぶやきながら、名残惜しそうにシャッターを切っていた。

 また、“最後の勇姿”を撮影しようと、サンフランシスコ行きUA838便が離陸するA滑走路を臨む第1ターミナル展望デッキには、多くの航空ファンが詰めかけた。

 ユナイテッド航空は現在、747-400を22機保有し、このうち20機をおもに北米-アジア間などの長距離路線に投入している。日本路線には2016年まで、シカゴ-成田線にも投入。サンフランシスコ-成田線が最後の路線となっていた。

 シカゴ-成田線は、747-400から777-200ER(269席:ファースト8席、ビジネス40席、エコノミープラス113席、エコノミー108席)に機材を変更している。

 ボーイングの発注リストによると、ユナイテッド航空は計68機の747を導入。1970年5月18日に747-100を初受領している。747-400は44機受領。2000年5月12日に受領した機体が最も新しい。

 747-400の後継機材について、同社では特定の機材を充当せず、777-300ERや787-8、787-9など、路線ごとに適合の機材を投入するという。

 ジャンボの愛称で親しまれた747は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。現在日本国内で運航されている747は、政府専用機と日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物型のみ。

 また海外の航空各社も、日本路線への投入を相次いで終了させている。2016年は、9月3日にKLMオランダ航空(KLM/KL)がアムステルダム-成田線で、10月1日にキャセイパシフィック航空(CPA/CX)が香港-羽田線での運航を終えている。

Yusuke KOHASE

最終更新:6/14(水) 19:34
Aviation Wire