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【マレーシア】サラワクが政府観光局から脱退、サバ追随も

6/14(水) 11:30配信

NNA

 マレーシアのサラワク州政府は12日、連邦観光・文化省の傘下にあるマレーシア政府観光局(MTB=ツーリズム・マレーシア)からの脱退を決めた。観光・文化省が7月1日から宿泊施設の利用客に課す観光税への反発が背景にあるもよう。同じ東マレーシアのサバ州も追随の動きをみせており、成り行き次第で東マレーシアの両州がともに政府観光局から抜けかねない事態だ。13日付マレーシアン・リザーブ、ボルネオ・ポスト(電子版)などが伝えた。
 サラワク州首相府は12日の声明で、政府観光局から同州の代表を即日、引き揚げると発表。理由として、州政府が独自に擁するサラワク州観光局との役割重複を挙げた。
 アブドル・カリム州観光・芸術・文化・青年・スポーツ相は、「政府観光局からの脱退と観光税は無関係」とコメントしているものの、実際は同税への反発が最大の理由とみられる。カリム氏は先に、連邦政府がサラワク州政府と事前に相談することなく同税の導入を決めたことは、同州とサバ州にマレー半島部の各州よりもはるかに強い自治権を認めた1963年のマレーシア協定の精神にもとると批判。サラワク州では同税の導入を延期すべきと訴えていた。
 サバ州のマシディ・マンジュン州観光・文化・環境相は、サラワク州の政府観光局脱退を「好ましい決断」と評価。サバ州としての対応は、州政府が今週か来週に開く州閣議の終了後に述べるとコメントした。これに関連してパン・ユクミン州観光・文化・環境相補は、州政府として観光税問題を調査中と説明。州閣議までに、サラワク州に続いて政府観光局から脱退するか否かを決めることになるだろうと話した。

最終更新:6/14(水) 11:30
NNA