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姫路・西播磨でクマ目撃相次ぐ 林間学校に影響も

6/14(水) 8:30配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県の姫路・西播磨地域で今年、クマの目撃や痕跡の確認が相次いでいる。4月以降、自治体などに市民らから寄せられた情報は27件。人が襲われる被害はないが、姫路市は安全に配慮し、夏休みに予定していた小学生の林間学校を中止するなど影響が出始めている。(金 旻革)

 姫路・西播磨の5市6町に4月以降、寄せられたクマの情報は、姫路市14件▽宍粟市8件▽神河町2件(うち1件は死骸)▽たつの市1件▽上郡町1件▽佐用町1件。同町では5月13日午後3時ごろ、北東部の八重谷峠で1頭の目撃があった。

 姫路市では昨年度、15件の情報が寄せられたが、本年度は既にそれに迫る状況となっている。5月だけで10件あり、山間部の夢前町内に加え、書写や北平野、白国など市街地に近い場所でも見掛けられた。

 県姫路農林水産振興事務所によると、県内に生息するのはツキノワグマ。同事務所は「姫路はここ数年で目撃が増えている。西播磨のクマは氷ノ山周辺に生息するが、区域が広がっているかもしれない」と分析。繁殖期に入り、雄が雌を求めて広範囲に行動する傾向もあるという。

 こうした事態を受け、姫路市小学校長会は、小学校69校が毎年7、8月に書写山円教寺で行う林間学校の中止を決定。同寺周辺で情報が相次いでいるため、児童の安全確保を優先した。

 林間学校の中止は異例といい、校長会長の菊本俊一・安室小学校長は「楽しみにしていた児童らに申し訳ない」と話した。各校は保護者の意見や要望を聞き、林間学校に代わる行事を検討するという。

最終更新:6/14(水) 8:45
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