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東名高速衝突事故現場の中央分離帯---設計思想は「東名も新東名も変わらない」

6/14(水) 10:28配信

レスポンス

愛知県新城市内の東名高速道路上り線で10日午前、乗用車と貸切バスが衝突した。乗用車が中央分離帯を飛び越えてバスと正面衝突する惨事に、改めて中央分離帯の重要さ問われている。

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今回の事故は、対向車線に飛び込んだ乗用車の運転者(62)1人が死亡。バスの乗員乗客45人が負傷した。現場手前の路肩側ガードレールには接触跡が残っており、乗用車はこの衝撃で制御不能のまま中央分離帯側に突っ込んだとみられる。そもそも中央分離帯の機能とは何か。道路を管理する中日本高速に聞いた。

「中央分離帯の防護柵は車両が路外または対向車線に逸脱するのを防ぐとともに車両乗員の傷害および車両の破損を最小限にとどめて、正常な進行方向に復元させることが目的です」(東京支社)

そのほかにも防護柵で進行方向へ視線を誘導するための機能もあるという。

事故現場は片側2車線で緩やかなカーブを描く。バス会社が公表したドライブレコーダーの映像では乗用車が、盛り土の上に設置された分離帯を飛び越えている様子が映っていた。盛り土構造が影響したのではないかという声も上がった。

全国の高速道路を担当する国土交通省有料道路課は、まずこの構造について解説する。

「事故現場の分離帯の構造は特異なものではない。カーブ区間の高速道路は(進行方向に向かって左右に横断する)勾配がついていて、上下線で高低差ができる。盛り土はその高低差を修正して、高いほうに擦りつけるためにある」
擦りつけとは、段差を解消するためになだらかに変化させることだ。

建設にも携わる高速道路会社も「東名も新東名もこの設計思想は同じ」という。

《レスポンス 中島みなみ》

最終更新:6/14(水) 10:28
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