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園児に読み聞かせ 鉾田の小中校長 就学前教育で触れ合う

6/14(水) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

幼稚園児に対する理解を深め、小学校への円滑な接続を図ろうと、鉾田市立旭中学校区にある小中学校と幼稚園の合同研修会が12日、同市玉田の市立旭幼稚園(田神修一園長)で開かれた。校長たちは、絵本の読み聞かせや給食などを通して園児と触れ合い、園児たちの発達段階や就学時対応の在り方を探った。

研修会は、県教育委員会が3月に策定した「県就学前教育・家庭教育推進ビジョン」に基づき実施。管理職の校長と園児が交流し、就学前教育の現場を体感する試みは県内でも珍しいという。同市旭地区の小中学校長5人が参加した。

旭南小の酒井文孝校長は、ピーマンランドの王女が好き嫌いを克服する物語「おひめさまのカレーライス」を題材に、「ピーマン嫌いな人?」など園児への質問を織り交ぜたり、巧みな声色で読み聞かせを披露。旭北小の安島可子校長も園児に語り掛けるように「はらぺこあおむし」を読み聞かせた。校長たちはその後、園児たちとの給食などを通して、幼稚園の指導を確認した。

田神園長は「(同園では)給食の配膳や片付け、その日休んだ園児の報告を、園児自身が行っている。校長自身が交流することで、今後の学校運営に生かしてもらえれば」と述べた。

新1年生に対しては、給食配膳時に上級生が協力する学校も多いが、安島校長は「幼稚園児は(想定より)自立しており、配膳サポートを減らしてもいいかもしれない。指導を待つ態度は1年生とほぼ変わらない」と感心した様子。今後は「小学校への接続がさらにスムーズになるよう、子どもの発達段階をしっかり押さえたカリキュラム作成に取り組みたい」と意欲を見せた。   (大平賢二)

茨城新聞社