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【オーストラリア】豪の住宅価格上昇率、世界20位

6/14(水) 11:30配信

NNA

 英系不動産サービス大手のナイトフランクが行った世界の住宅価格上昇率の調査によると、オーストラリアの住宅価格上昇率が7.7%と、55カ国・地域のうち20位となった。主に東海岸での不動産市場の伸びがランキングに反映されたようだ。9日付オーストラリアンが伝えた。
 同調査は昨年3月から今年3月までの1年間の住宅価格上昇率を調べたもの。オーストラリアは、2016年末のシドニーとメルボルンでの価格上昇に勢いがみられたという。しかしナイトフランクは、ビクトリア州では外国人バイヤーの住宅購入に申請手数料が導入されるとみられるほか、印紙税も上昇しており、この動きはニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州にも広がってきていると指摘。地元と外国の投資家双方にとって資金調達は厳しくなってきているという。
 調査会社コアロジックRPデータが行った別の調査では、都市別の住宅価格上昇率は、シドニーが18.9%上昇、パースが4.7%下落となっていた。コアロジックは東海岸の上昇率は減速しつつあると分析する。
 世界で最も上昇率が高かったのはアイスランドの17.8%で、以下、香港、ニュージーランド、カナダが続いた。
 ■価格上昇が中高年家庭を圧迫
 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)などが行った調査では、住宅価格の上昇がオーストラリアの中高年の家計を圧迫しているケースが多いという。2008年の世界金融危機以降は、不動産投資において既に高レバレッジの世帯が、価格上昇に伴い家計消費を縮小する例が増えている。金融危機前は住宅価格が10万豪ドル(約831万円)上昇すると家計消費額が年間1,000~1,500豪ドル増えたが、金融危機後はこれが600~1,600豪ドルとなっている。

最終更新:6/14(水) 11:30
NNA