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【台湾】DRAM価格上昇続く、2Qは10%超上げか

6/14(水) 11:30配信

NNA

 DRAMの価格上昇が続いている。流通業者の情報によると、パソコン(PC)、携帯端末、サーバー、コンシューマエレクトロニクスの各用途向けDRAMの第2四半期(4~6月)の契約価格はそろって10%を超える上げ幅となっているもようだ。市場では、同四半期の契約価格は最終的に10~20%上昇すると見られている。台湾の関連企業にとっても業績の押し上げにつながることが予想される。13日付工商時報が伝えた。
 価格上昇の原因は、生産能力のひっ迫。今年上半期(1~6月)には、サムスン電子やSKハイニクスなどの韓国勢や米マイクロンテクノロジーといったメモリー世界大手が相次ぎ設備投資などに資金を投じているが、支出の主な目的は3次元(3D)NANDフラッシュメモリーの生産力増強で、DRAM関連の投資は10ナノメートルへの製造プロセスの微細化が中心。第2四半期はDRAM市場にとって例年の不需要期に当たるものの、供給力が限られていることから契約価格の上昇を招いている。
 流通業者の情報では、PC向けDRAMの契約価格は第1四半期(1~3月)比36%上昇した。韓国メーカーは4月にPC向け第2四半期の契約価格を改定。これを受け、4ギガバイト(GB)DDR3とDDR4のモジュール契約価格は11%上がり27~28.5米ドル(約2,970~3,130円)、チップは12%上昇し3.1米ドルとした。5月は前月比横ばいだったが、6月には再び5%程度上昇している。スマートフォン向けやサーバー向け、コンシューマエレクトロニクス用ニッチ型の各DRAM製品の第2四半期の契約価格も上がっており、うちサーバー向けが最大で20%、ニッチ型も上げ幅が15~20%に上っているという。
 こうした市況が追い風となり、台湾企業も恩恵を受けている。今年5月の売上高は、ニッチ型メモリー設計大手の華邦電子(ウィンボンド)が前年同月比10%増の37億9,900万台湾元(約140億円)で、単月としては約10年半来の最高を更新。南亜科技(ナンヤ)も42.1%増の41億1,500万元と好調を維持している。

最終更新:6/14(水) 11:30
NNA