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猛虎大勝火つけ!阪神・俊介がビックリV弾 金本監督「期待以上の活躍」

6/14(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、阪神7-2西武、1回戦、阪神1勝、13日、甲子園)3年ぶり! 甲子園初!! ビックリ弾で虎を救った。阪神は俊介外野手(29)が1036日ぶりの決勝1号ソロを放つなど3打点と大活躍し、7-2で西武に快勝した。左太もも裏を痛めた糸井の“代役”が文句なしのヒーローとなり、貯金は再び11。チームに勢いをもらたす大きな1勝だ!!

 バットをほうり投げると勢いよく一塁へ走り出した。打球はぐんぐん伸びて…落ちてこない。まさか? これは!? 左中間席に白球が飛び込むと大歓声がわき上がった。俊介が決めた! 1036日ぶりの通算4発目、なんと甲子園初、しかも決勝弾。全身をビリビリと震わせ、ダイヤモンドを一周した。

 「風にも助けられたと思います。一番は、びっくりしたというのがありますが、打ててよかったです。後ろにつなぐ意識でしたが、結果が出てよかった」

 クールな男の笑顔が弾ける。同点とされた直後の四回だった。二死走者なし。野上の内寄りのスライダーを振り抜いた。2014年8月12日の巨人戦(東京ドーム)で杉内から放って以来、3年ぶりのビックリ弾。ベンチでは金本監督は思わず首を傾げ、出迎える瞬間には「どうした!?」と口が動いたように見えた。

 「期待以上の活躍。入ると思わなかったからねぇ。どうせ打てないやろうと思って、見てましたから(笑)。打ち方がよかったんだろう。意外と球が落ちなくて」

 ジョークをさく裂させた指揮官は「勝っていくためには、代わりの選手がパッと出てきてパッとカバーするのが大事」と目を細めた。二回には先制2点二塁打も放った。糸井が左太もも裏の軽い筋挫傷で3試合連続ベンチスタート。交流戦中のスタメン復帰は難しい中で、3戦連続&右翼では今季初の先発出場。近大の先輩・糸井の穴を埋め、広陵高の大先輩、金本監督も助ける3打点で、広島との2ゲーム差を死守した。

 孝行息子はグラウンド内だけじゃない。1年目のオフ、福岡の実家で母・紀子さんが扉を開けると大きな「くまのプーさん」のぬいぐるみを抱えた俊介が立っていた。持ち運ぶには隠しきれないサプライズ。「恥ずかしかった~」と振り返る。以来、母の大好きなキャラクターを毎年、送っている。8年目の今年は「母の日」に-。感謝の気持ちは、何体あっても尽きることはない。

 超変革元年の昨季。主力が苦しみ、若手も経験不足という中で中堅選手が存在感を出せず、金本監督が「中堅がしっかりしないから、しようがない」と吐き捨てたこともあった。今年で30歳。悔しさをバネにしてきた。開幕直後の4月8日に抹消されたが、5月30日に再昇格するとロッテ戦で3二塁打4打点。そしてこの日。少ないチャンスをものにし、チームも救う。最高の働きだ。

 「交流戦あと5試合、全部勝つつもりです。応援よろしくお願いします!」

 優勝には日替わりヒーローが不可欠。しかし本人は“代役”に甘んじるつもりはない。

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