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SNS世代は逆に新鮮 「父の日電報」人気急上昇の背景

6/14(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 父の日が日曜の18日に迫っている。とはいえ、母の日に比べて極端にカゲは薄く、ある調査で「贈り物などお祝いをする」という回答は29%しかなかった。歴史的に見ても母の日の二番煎じは明らかで、それでも世のお父さんたちから不平不満の声は聞かれない。マルチアンサーが父親に「子どもからしてもらいたいことは何か?」と聞いたところ、「感謝の言葉」「手紙をもらう」が圧倒的に多く、プレゼントが欲しいというのは少数意見だった。

 ただ、息子や娘の側から見れば、「今さら面と向かって感謝を伝えるのは恥ずかしい」という思いが先に立つ。だからといって、手紙を書くというのも面倒だ。

 そこで、その中間を狙った“電報”を送る子供たちが増えているという。例えば、普段は祝電や弔電のサービスを行う「VERY CARD」(ヒューモニー)では、昨年の「父の日」用途の電報が前年比3割増を記録している。

「今年は5月末時点で、すでに昨年の申込数を上回っており、最終的には前年比4割増を超してくると思います。東京に就職した息子が田舎の両親にお礼の言葉を託したり、そもそも電報は明治時代からある古典的なサービスですが、今のSNS世代にとっては新鮮に映るようです」(ヒューモニー広報担当者)

 メールやLINEが当たり前の世の中だからこそ、少し手間暇をかけた電報が新しく見えるようだ。「VERY CARD」は350文字までで1280円~。他に1万2000円で1万円相当のカタログギフトが付いたものもある。

 しかも、今どきの若者にうれしいのが、父の日に人気の例文があること。〈有名なドイツの作家の格言に“父親が子供に語ることは世間には聞こえないが、彼の子孫には聞こえる”とあります。まさにお父さんの私達への育て方や生き様は何代も引き継いでいくことでしょう〉といった、ややクサいセリフもある。

 コピペ世代でもあるから、「ドイツの――」という電報が来ても大目に見てあげたい。