ここから本文です

バターに低関税枠検討=欧州とのEPA交渉で―日本政府

6/14(水) 7:09配信

時事通信

 日本と欧州連合(EU)が進めている経済連携協定(EPA)交渉で、日本政府がバターと脱脂粉乳について低関税輸入枠の新設を検討していることが13日、明らかになった。

 EU側は関税撤廃を含む乳製品市場の大幅な開放を要求。日本側は輸入拡大を一定量に抑える低関税枠の設定で決着を探るもようだ。

 日本とEUは同日までに、東京都内で非公式に事務レベルの協議に入った。協議は明確な期限を設けず、関税分野では農産物や加工食品、自動車を含め幅広く議論し、包括的な合意案を作る。

 バターや脱脂粉乳などの乳製品は、政府が一元的に輸入量を管理する国家貿易の対象。日本はバターに35%、脱脂粉乳に25%の関税をかけている。環太平洋連携協定(TPP)で、日本は参加国に対し、バターと脱脂粉乳で合わせて当初年6万トンの低関税輸入枠(6年目以降7万トン)を設けることで合意した。

 日本は、日欧EPA交渉でも、バターと脱脂粉乳について低関税枠を設け、段階的に拡大する案を検討している。EU側も前向きな姿勢を示すとみられ、TPPを参考にしつつ、低関税枠の数量をめぐる詰めの調整を急ぐ。 

最終更新:6/14(水) 13:55
時事通信