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築70年の家屋に子どもの学習支援コミュニティー「文花Lab」 空き家活用 /東京

6/14(水) 13:11配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 ジブンスタイル(東京都品川区)が6月16日、墨田・文花にある築70年の家屋を活用し、地域の子どもたちに向けた持続可能な学習支援の場「文花Lab(ブンカラボ)」(墨田区文花3)の運営を始める。(すみだ経済新聞)

 「文花Lab」では、子どもたちの学習意欲を育み、学びにフリーミアムモデル(基本的なサービスや製品は無料で提供し、高度な機能や特別な機能などは課金する仕組み)を採用することで持続可能な学習支援の実現を見据える。平常時は無料で利用可能な自習スペースを一般向けに開放し、地域の人が自由に利用できる場として提供。ゲーム制作やロボット制作など新たな興味につながる体験授業を定期的に開く。

 無料サービスを提供する一方、やりたいことを見つけた子ども向けに習い事として有料の講座を開講。有料講座の収益に加え、2階をシェアハウスとして外国人観光客向けの民泊サービスに提供することで、施設維持費用の負担を減らす。

 厚生労働省の国民生活基礎調査によると、2012年の日本における子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新。所得格差が教育格差につながることが指摘される中、無料の学習カリキュラムを提供し続けることは難しいことが、コミュニティー設立の背景にあるという。

 同社担当の土屋さんは「文花Labでは支援の一つの方法として、子どもの学習意欲を育むアプローチに着目している。ゲームやロボット制作、外国人と一緒に遊ぶなど、まだ見ぬ世界に触れることで知識欲を刺激し、プログラミングや英会話などを通じて子どもの学習意欲を育てたい。目指すのは、子どものための持続可能な学習支援コミュニティーの一つのモデルケース。ここでのノウハウを礎に、営利目的ではなく、しかし非営利団体でもない、子どものための持続可能な学習支援を目的とした地域コミュニティーを全国に増やしていくことで、教育格差が引き起こす格差を無くしていきたい」と話す。

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