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<英仏首脳会談>EU離脱交渉「日程通り」メイ氏明言

6/14(水) 11:26配信

毎日新聞

 【パリ賀有勇、ロンドン矢野純一】英国のメイ首相は13日、パリのエリゼ宮(大統領府)でマクロン仏大統領と会談し、英国の欧州連合(EU)離脱やテロ対策などを協議した。メイ氏は会談後の共同記者会見で、EUとの離脱交渉について、予定通り19日の週にも始める方針を示した。

 英国の総選挙で与党・保守党が過半数割れしたため、交渉開始に遅れが生じるとの見通しが強まっていたが、メイ氏は「離脱交渉は予定通り来週に始まる」と述べた。メイ氏は交渉に臨む姿勢について「EUとは緊密で特別な関係を続け、英国だけでなく(英国を除く)EU加盟27カ国の利益になるようにしたい」と述べた。

 一方、英国のEU離脱に関して強硬な姿勢を示してきたマクロン氏は「交渉終了まではEUのドアは開いている。離脱手続きが始まれば後戻りは難しくなる」と述べ、交渉中は英国の離脱撤回を拒否しない考えを示した。そのうえで、「英国の(離脱)判断を尊重する」との考えを示し、「できるだけ早く交渉が開始されるべきだ」とのフランスの立場を改めて強調した。

 また、両首脳は、両国で過激な考え方に触発されたイスラム過激派によるテロが相次いでいることを受け、対策を強化することも確認。ハイテク企業と協力し、過激な考え方を助長しかねないソーシャルメディア上の文章や映像を特定し、自動的に削除するシステムを構築することなどを目指すことも発表した。米国やドイツにも参加を促すという。

 両首脳は会談後、2015年11月のパリ同時多発テロの襲撃現場となったパリ近郊の競技場で、イングランドとフランスのサッカー親善試合を観戦。英国歌を合唱し、英中部マンチェスターとロンドンで相次いだテロの犠牲者を追悼した。

最終更新:6/14(水) 12:50
毎日新聞