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「HUAWEI P10 Plus」ミニレビュー(編集部太田)

6/14(水) 12:00配信

Impress Watch

 「HUAWEI P10 Plus」は、ファーウェイ・ジャパンが6月9日に発売したSIMのロックフリーのAndroidスマートフォンのフラッグシップモデル。ライカと協業し第2世代となったダブルレンズカメラや最新のチップセットを装備し、進化した指紋センサーを前面に搭載する。

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■編集部・太田

 なにはともあれ、ライカとの協業で第2世代となったダブルレンズカメラ。カメラアプリを起動し、絞り羽根のアイコンをタップすると「ワイドアパーチャ」モードが有効になり、撮影前、または撮影後に絞り値を変更できるようになる。絞り値以外に、ピント位置も撮影後に変更できるので、「ワイドアパーチャ」モードで撮影しておけばひとまず後からどうとでもできる(?)という感覚も、なくはない。

 絞り値は小さいほど、ピントが合っている奥行が狭くなり、背景が大きくボケるようになる。「ワイドアパーチャ」モードでのボケ量の設定は、「P10」「P10 Plus」ともにF0.95~F16の間で調整できる。開放付近はF0.95、F1.2などライカレンズのラインナップを意識した設定になっているようだ。ざっくりと被写体とそれ以外という認識をしているようで、ボケの処理が不自然になってしまう場合もあるが、撮影後でもF値で自分好みの表現を選べるのは楽しい。

 「ワイドアパーチャ」モード以外で特筆すべきは、モノクロセンサーのみで撮影する「モノクロ」モード。前モデルの「P9」は1200万画素のRGBセンサーと1200万画素のモノクロセンサーという構成だったが、「P10」「P10 Plus」はモノクロセンサー側が2000万画素にアップしている。ダブルレンズカメラとしては、シャープネスやコントラストなど画質の向上に貢献している部分だが、モノクロセンサーのみを利用する「モノクロ」モードでも、さらなる高画質化が期待できる。

 ある意味で副産物的なモノクロモードだが、本家ライカは、デジタル時代に入ってから、モノクロ写真しか撮れないという、モノクロセンサーを搭載した「ライカMモノクローム」というボディも発売している。私が指摘するまでもなくモノクロ写真はカメラの歴史そのものであり、表現手法としても一定の地位が築かれている。ボケや周辺減光などの正統的な写真の表現に興味を惹かれたなら、「P10」「P10 Plus」の高画質なセンサーで、ストイックな雰囲気のモノクロ写真にも挑戦したい。

 なお、「P10 Plus」のシャッター音の音量はかなり控えめ。スマホのシャッター音で雰囲気をぶち壊してしまった苦い経験がある人は注目かもしれない。

ケータイ Watch,太田 亮三

最終更新:6/14(水) 12:00
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