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ダル「駄目だと気づかさせてもらった」“新境地”打たせて取った6勝目

6/14(水) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇ア・リーグ レンジャーズ6―1アストロズ(2017年6月12日 ヒューストン)

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が12日(日本時間13日)のアストロズ戦で7回1安打1失点と好投し、6勝目を挙げた。過去3試合は勝ち星がなく、データをフル活用。打たせて取る投球で結果を出した。11日に日米通算2000安打を達成した青木宣親外野手(35)も2打数無安打に抑え、チームを4連勝に導いた。

 ダルビッシュは頭に入れた情報をたどった。3回1死一塁で、打席には、前日に日米通算2000安打を達成して勢いに乗る青木。これまでなら「あ、青木さんだ」と意識していた日本人対決だが、顔も見ず「エーオキ(AOKIの米国での発音)だと思って自分のスカウティングリポートの中で投げた」。初球で二ゴロに封じた。

 一塁に残った青木には二盗を許した。投球動作に入る前に「長く持っていたから」(青木)とスタートを切られた。左足を上げて気づき、二塁方向を“チラ見”しながら捕手に投げる妙技。それもストライクだ。完全に盗まれて苦笑いしたが、無失点で切り抜けた。

 5回にはブレグマンに初安打となる左前適時打を許して1点差に迫られ、なお2死一塁で青木を迎えたが、低めツーシームで投ゴロ。青木は「あの球質で低めに制球されたら、うちの打線でも簡単に打てない」と評した。奪三振は今季最少タイの4で、逆にゴロアウトは12。打たせて取って7回を103球で抑え、新境地を見せた。

 5回7安打3失点で敗れた2日のア軍戦が転機になった。「それまで自分のポテンシャルでやってきたけど、駄目だと気づかせてもらった」。いつもより2時間早い試合開始3時間前に捕手とミーティング。捕手チリーノスは「食事の時間にやろうと言ってきた。2日前もナショナルズ戦の前にアストロズの話をしてきた」と笑った。猛勉強が生きた。

 「メジャーNo・1」と認めるア軍打線を抑えた右腕は大家友和を抜き日本投手単独5位の通算52勝。「次もしっかり考えて、相手をちゃんと見てやりたい」と冷静だった。(ヒューストン・奥田 秀樹通信員)

 ≪“火の玉投手”以来2人目≫ダルビッシュがアストロズを1安打に抑えたのは通算4度目だ。13年4月2日には完全試合目前の9回2死で初安打を許した。記録が残る1913年以降で、同じ相手を7イニング以上1安打以下に抑える試合を4度記録したのは、剛速球で「火の玉投手」の異名を取ったボブ・フェラー以来2人目となる。

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