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仮想現実、戦略に違い=米ゲーム見本市

6/14(水) 15:03配信

時事通信

 【ロサンゼルス時事】米ゲーム見本市「E3」が13日に開幕した。

 マイクロソフトは11月に発売する家庭用ゲーム機の新機種「Xbox One X(エックスボックス・ワン・エックス)」を一般公開したが、映像に入り込んだような体験ができる仮想現実(VR)関連の発表は封印。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はVRゲームの展示に力を入れ、戦略の違いを印象付けた。

 「世界で最もパワフルな家庭用ゲーム機だ」。マイクロソフトが開幕前に開いた高精細な「4K」映像対応の新機種の発表会で、幹部はこう強調した。ただ、期待されたVRゲーム対応への言及はなかった。当面はパソコンでのVR体験を優先させるとみられるが、今後の展開に関心が集まる。

 SIEは昨年10月、据え置き機につないで使うゴーグル型端末「プレイステーションVR」を発売し、既に世界で100万台以上を販売している。E3では、人気シリーズ「ファイナルファンタジー」のVR釣りゲームなどの体験ブースを設置。新作発表会で幹部は「VRは一般消費者向けになり、われわれのゲーム機はかつてなくパワフルだ」とVRに注力する方針を強調した。

 一方、VRとは一線を画す任天堂は、「スーパーマリオ」など人気シリーズの新作を続々と発表。3月に投入した据え置き型でも携帯型でも遊べるゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売を強化する。三者三様の戦略で、スマートフォンなどに押され気味の家庭用ゲーム機の復権を目指す。 

最終更新:6/14(水) 16:20
時事通信