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これぞオークの“国盗り物語”! 「シャドウ・オブ・ウォー」

6/14(水) 14:14配信

Impress Watch

 いよいよ始まったE3 2017。ワーナーブースの最大の注目作は「シャドウ・オブ・ウォー」だ。プレイステーション 4 Pro/PS4/Xbox One X/Xbox One/Windows 10向けに10月12日発売予定。

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 「シャドウ・オブ・ウォー」は、映画「ロード オブ ザ リング」のゲームオリジナルの“外伝”として生まれた「シャドウ・オブ・モルドール」の続編となる。闇の帝王サウロンの国モルドール。エルフをゆがませて作ったと言われるオークの国だ。

 主人公・タリオンはモルドールを監視するレンジャーだったが家族を皆殺しにされ、さらにエルフの死霊と結びつけられてしまう。しかしタリオンと死霊はこれを“チャンス”とした。オークはその呪われたゆがんだ性格で、権力争いが絶えない。死霊の恐ろしい魔術の力で、この内部抗争を過激化させ、同士討ちをさせようというのだ……。

 “オークの内部抗争による権力闘争”この戦いの描写を可能としたのが「ネメシスシステム」だ。本作は「シャドウ・オブ・モルドール」で提示したシステムをさらに進化、よりはっきりとした「戦争」を描く作品となっている。今回は会場のシアターで公開された内容に加え、開発バージョンを触ることができた。作品の魅力を語っていきたい。

 「シャドウ・オブ・ウォー」の最大の楽しさは“オークの軍勢を率いることができる”というところだ。前作は内部抗争を扇動する立場だったが、今作ははっきりとオークを味方に加え、敵に戦いを挑むことができる。

 地域にはいくつかの“拠点”が存在しており、ここを攻めるときはこれまで味方につけたオークを呼び出すことができる。オークのリーダーにはそれぞれいくつかの特性があり、狼のような騎乗動物ワーグに乗った兵や、爆弾兵、トロールに乗った兵士など特性を持った兵士を率いることができる。これにより敵対するオークとの相性を調整できるわけだ。

 敵拠点を攻める際のオークはゲームが進むごとに増えていく。複数のオークリーダーを率いて、敵の砦を攻めていく。城門に対して巨大なトロールが突進するが、巨大石弓に火炎弾や毒の弾を装備した防御兵器がそれを迎え撃つなど、迫力満点だ。

 砦にはいくつかの拠点がある。味方のオークはここに突進していく。プレーヤーはこれを援護するが、積極的に前に立って血路を切り開いても良いが、敵の防御兵器を“洗脳”し、敵軍に使うといった援護もできる。他にもトラップを使用するなどの援護ができる、さらに倒れたオークには力を与えて復活させることも可能だ。

 拠点はオークを使うことで敵を減らすことができ一定期間占拠することで制圧が可能となる。制圧をするとエルフの力で旗が立てられ、敵の勢力が一掃される。プレーヤーはオークを支援しつつ城の中央を目指していく。城の中央ではさらにアクション性が激しい戦いが待っている……。

 正直、ここまで“進化”しているというのは予想もつかなかった。オークを味方として軍勢を結成、オークの特性を活かした戦いや、支援方法、“攻城戦”へのアクション性を活かした介入など、本作は新しいゲームシステムを確立できたと思う。今後このシステムをカスタマイズした戦争ゲームも出るのではないだろうか。

 オークの口上が長くなっていたり、特性によるスタイルの変化など“オーク文化”の描写も面白い。強化していくことでより鎧で体を覆うようになったり、体が肥大化するといった“正当型”だけでなく、ガリガリのオークが貧弱な体のままより狡猾そうになるなど、成り上がるオーク達の様子は感心させられる。今回はあくまで基礎を見ることができただけだが、自分でプレイしたとき、この複雑で魅力的なシステムを活用できると思うと、とてもわくわくさせられる。

 さらに今回は、ストーリークエストも体験できた。「古い樹」を巡る物語で、オークを飲み込む木の根を探し出し、さらにその樹が使役する巨大な怪物達と戦っていく。巨大なイノシシ、トロール、さらにハワイバーンまでが登場し、何とか撃退することで樹木の精霊から情報を得ることができた。

 樹の精霊の描写は幻想的である一方、ホラー映画のような生理的な嫌悪を催す演出もあり、その感じはダークファンタジーの色が濃かった。敵との対決はアクションの腕を試させられるところがあり、プレイを重ねることでさらにうまく戦えそうだ。

 今回はまだやり込めなかったが、装備要素や、オークの権力図への干渉、より詳細な成長システムの一端も確認できた。このゲームシステムは必ず話題を集める。とても魅力的な作品となっている。本当に発売が楽しみだ。

【【予告編】「シャドウ・オブ・ウォー」】

GAME Watch,勝田哲也

最終更新:6/14(水) 14:14
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