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無痛分娩で女児に深刻な障害 京都の医院、3件目提訴

6/14(水) 15:03配信

産経新聞

 出産時に麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で出産した長女が深刻な脳障害を負ったのは医療ミスがあったとして、京都府内の夫婦が同府京田辺市の医院「ふるき産婦人科」に約1億円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが14日、分かった。長女は出産から約3年半後に亡くなった。

 同医院での出産をめぐる訴訟が明らかになるのは3件目。提訴は平成25年で、現在も係争中。

 訴状によると、夫婦は23年4月、同医院で長女を出産。この際、同医院は分娩監視装置を装着せず、無痛分娩のための硬膜外麻酔を実施して陣痛促進剤を注入。吸引分娩を行い、腹部を何度も強く押した後に、帝王切開で出産したが、長女は「重症新生児仮死」の状態で生まれた。

 出産前の検診では異常はなかったといい、原告側は「分娩装置で長女の状態を確認することなく硬膜外麻酔などを行ったことや、直ちに帝王切開をしなかった点に重大な過失がある」と主張している。

 同医院は「取材はお受けしていない」としている。

最終更新:6/14(水) 16:28
産経新聞