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<淀川水系洪水想定>京都・木津川で最大8.9m

6/14(水) 22:58配信

毎日新聞

 国土交通省近畿地方整備局は14日、大阪府と京都府を流れる淀川水系の最大規模の洪水浸水想定区域を公表した。2015年の水防法改正に伴い、1000年に1度程度の確率で降る豪雨を想定し、大阪市此花区と西淀川区の海抜ゼロメートル地帯で浸水は最大18日間続く結果になった。堤防の決壊時に家屋倒壊の危険がある区域も新たに示され、大阪府の7市町22平方キロ、京都府の10市町33.5平方キロに達した。

 相次ぐ豪雨被害を受けた水防法改正で、国管理の河川で浸水想定の見直しが進み、淀川、宇治川、木津川、桂川も15年ぶりに新たな区域が示された。

 淀川水系の基準水位観測所がある大阪府枚方市より上流域で、従来は2日間で500ミリの雨が降った場合を想定していたが、今回は「24時間で360ミリ」に変更した。13年9月の台風18号の約1.3倍に相当する。

 浸水は両府で27市町に及び、最大の深さは京都府木津川市で8.9メートル、大阪府高槻市で8.0メートル。大阪市北区のJR大阪駅周辺は2.5メートルとなった。

 足元が見えなくなる50センチ以上の浸水が続く期間は、淀川河口部にある此花区、西淀川区で18日間となったほか、淀川右岸中流部の大阪府高槻市、茨木市、摂津市では、排水河川が少ないため最大15日間続くと予測された。

 家屋倒壊の危険がある区域は各河川の沿岸に集中し、大阪市で7.9平方キロ、高槻市で5.8平方キロ。京都府は京都市伏見区で7.0平方キロ、八幡市で6.5平方キロに達した。

 倒壊の危険がある区域は自治体作製の洪水ハザードマップに反映される。同整備局は「自分が住む地域の被害想定を知り、どうするか考えておいてほしい」と呼びかけている。

 公表された想定の区域図は、国交省淀川河川事務所のホームページ(http://www.kkr.mlit.go.jp/yodogawa/index.php)で閲覧できる。【根本毅】

最終更新:6/15(木) 10:13
毎日新聞